『リック・ディアス』。
シャア・アズナブルが開発に携わったMSという事は有名である。
この開発時に、シャアはN・ナガノ博士と何度となく意見交換を行ったと言う。
ナガノ博士はシャアを大変気に入り、リック・ディアスの開発当時から、
『シャア専用のMSを開発する!』
と、周辺の開発スタッフに豪語していたらしい。
シャア自身も、ナガノ博士に好意を寄せられるのは、満更でもなかったらしい。
『ホラ。お互い、ちょっと変っているから。。』
とは、アナハイム・エレクトロニクスの技術者の弁である。
このリック・ディアス、
連邦系とジオン系のMS技術のイイトコ取りをしているという事は、
かなり知られている。
事実、1年戦争を生き残った歴戦のMSパイロット達は、
好んで『リック・ディアス』に搭乗したという。
まぁ、これには『赤い彗星』が開発・駆っていたMSという事も多分にあるのだが。。
信仰に近いものがあったのだ。
また、最近のUC軍事評論家達の研究で明らかにされたのだか、
どうやら封印されていたGPシリーズの技術(特にGP-02)が、
『リック・ディアス』に活かされている節があるのである。
ディアスとGP-02の、
ふくらはぎ部分の形状の、不自然な位の一致感がそれである。
この『リック・ディアス』操縦席は頭部にある。
そして、シャアの最後の愛機も、頭部操縦席なのである。
シャア自身が開発に携わった2機のMSが共に、
頭部操縦席という事実は非常に興味深い。
ジオングもね。