若干二十歳にして、かなり強力なニュータイプである
常に第一線で活躍した。
もっとも、ハマーン自体が最前線に出なければ、
アクシズは戦線を維持しきれないという台所事情があったのだが。。
アクシズの台所事情はさておき(笑)、
後に「恐竜的進化を遂げた」と言われる
常にトップクラスの戦果を誇っていた事実は
瞠目に値すると言わざるを得ない。
確かにキュベレイ自体は、高スペックなMSであったが、
それにもまして、キュベレイというMSは、
ハマーン様の、
ハマーン様による、
ハマーン様の為の、
モビルスーツであった。
このキュベレイ、基本設計は、アノ『M・ナガノ博士』である。
キュベレイに組み込まれたバイオセンサーを
完璧なまでに、ハマーン・カーンのバイオリズムと、
シンクロさせる事に成功したのだった。
余談だが、そのシンクロ率は、
比では無かった。
この開発データが抗争終結後、流出し、
後のサイコフレーム開発にも繋がり、
第二次ネオジオン軍の切り札になった事は、
シャア・アズナブルにとっては皮肉以外の何物でもないであろう。
シャア・アズナブルへの怨念とも言える『怨み』からという事は、
アクシズの一兵卒でも知っていた『周知の事実』であった。
ハマーンとシャアの仲が、もう少しマシであれば、
宇宙世紀は劇的に変わっていたかもしれない。。と言っても、
『男と女』とは未来永劫、分かり合えない存在同士なのかもしれないが。
このファンネルの格納の仕方、
ちょっと気持ち悪い。。。