未来船舶
東京大と日本郵船などの海運・造船企業グループは、 風力を主動力とする次世代大型帆船の陸上での実験を 長崎県佐世保市で開始し、25日、報道陣に公開した。 化石燃料に頼っていた従来の大型商船に帆を設置することで 省エネルギー化を推進、高騰する燃料…
太陽光のみをエネルギー源とする双胴船「プラネット・ソーラー(PlanetSolar)」が4日、 世界一周航海を終えてモナコに帰港した。 仏独スイスの乗組員5人を乗せた「プラネット・ソーラー」は、 1年半前にソーラー船による世界初の世界一周航海に向けてモナコ…
船首を丸くして風の抵抗を減らす「風圧力低減型エコシップ」の導入を日産自動車が進めている。 2千台を積める全長140メートルの自動車運搬船で、 年間に最大で燃料を800トン、二酸化炭素の排出を2500トン削減できるという。 自動車運搬船は大量の…
造船会社のアイ・エイチ・アイマリンユナイテッドは6月、 従来のコンテナ船より燃費を向上させ、 温室効果ガス排出量を約30%削減できるという新型コンテナ船のデザインを発表した。 船首を新幹線の先頭部のような形にして空気抵抗を減らし、 船体全体の…
タイタニック号の5倍という世界最大の巨大客船「オアシス・オブ・ザ・シーズ」が 日本時間11月2日までに、米フロリダ州を目指し、フィンランドの造船所を出発した。 ミニゴルフコースなども備えた客船は、 全長360メートルで収容能力は乗客乗員計84…
船上に「伸び縮みする帆」を設けることで、 燃料消費を従来の3分の1に少なくする大型風力推進船を 東京大や日本郵船、商船三井、帝人などの研究グループが開発する。 5年以内の実用化をめざしている。 グループの発表によると、 全長約300メートルの船…
山口県下関市のドック。 名門大洋フェリーが大阪南港―新門司港間で 1年間航行したフェリーの赤い船底の塗り直しが行われていた。 作業員がスプレー機で吹き付けるのは、速度を落とす原因となる貝や海藻の付着を防ぐだけでなく 燃費を4%向上させるという特…
太陽光発電を動力の一部に使う自動車運搬船が神戸市の三菱重工業神戸造船所で完成し、 19日午前、「通電式」が行われた。 燃料代の節約や二酸化炭素の排出削減が目的で、 開発した日本郵船と新日本石油によると、大型船の動力源に太陽光を用いるのは世界初…
温暖化による海面上昇により住むところがなくなったら、どうするのでしょうか? 建築家Vincent Callebautが出した解決案がこれ。 蓮の葉のように水面に浮く都市です。 5万人が住むことができて、排出量はゼロ。 太陽光、風力、潮力などのエネルギーを利用し…
2008年度中に引退する南極観測船「しらせ」の後継船建造が、 京都府舞鶴市の造船所で進んでいる。 低燃費で環境に優しい技術を使った“エコ仕様”の砕氷船で、船体はほぼ完成。 4月に進水式が行われる。 溶接の火花が飛び交うユニバーサル造船舞鶴事業所…
アメリカのフリーダムシップ社が具体的に進めている巨大プロジェクト。 全長約1.5キロメートルで高さは26階建てのビルに相当する、海に浮かぶ都市が誕生。 空港、会社、学校も完備している。3年かけて世界を一周するという。 いや~。船というよりは海上都市…
画像はドイツの造船大手となるベルーガ(Beluga Shipping)社が開発中の 船舶用の補助推進機関「スカイ・セイルズ(Sky Sails)」システムの想像図。 この画像からでは、帆の大きさが分かり難いが、 フットボール競技場程もある巨大な帆を使うことによって …
漫画・アニメ界の巨匠・松本零士氏がデザインした宇宙船のような「ヒミコ」が、 2004年3月26日から浅草~お台場間を運航しています。 「ヒミコ」は、松本零士氏が「ティアドロップ(涙滴)」をイメージ・コンセプトに、 「子供たちが乗ってみたいと思ってく…
発電機でモーターを回して推進し、 環境に優しい船「スーパーエコシップ・フェーズ1(ワン)」が、 石油タンカーとしては国内で初めて建造され、 長崎県佐世保市の造船所で11日行われた進水式で「なでしこ丸」と命名された。 独立行政法人「鉄道建設・運…
東日本フェリーが九月一日から函館-青森間で就航させる 世界最大級の高速フェリー「ナッチャンRera(レラ)」(一○、七一二トン)。 二十三日に函館沖で行われた内覧・特別試乗会に参加し、 ひと足早い新造船の乗り心地を確かめた。(大城道雄) 「ナッ…
飛んでるんだか浮いてんだか。 目標時速58マイル(50ノット)! 世界最速のレース船を夢見る「Hydroptère」号です。全長60フィートのフランス製。 「ヨット操縦というよりはグライダー気分ですね」。 ドーバー海峡をものの1時間ちょいで渡ったAlain Thébault…
冒険家の堀江謙一さん(68)が来年ハワイ・ホノルルから紀伊水道への航海で乗る波浪推進船 「SUNTORYマーメイド2号」が2日、和歌山県由良町の沖合で試走した。 堀江さんを乗せた全長9・5メートル、重さ約3トンの船は午前11時すぎ、由良港を…
デザイン的に格好良くする、のが第一プライオリティだったんだと思います。 デザイナーGuillermo Sureda Burgosが作ったこのボートは、 飛行機の尾翼が水中に沈んでいるような格好をしています。 4人乗り。スペックについては一切記載されておらず、単なるデ…
米国国防総省がこのたび開発した「Underwater Express」は、最高時速がなんと204km/時。 これがどのくらい早いかというと、今までは46km/時だったわけだから、 ざっと4倍近くも早くなっているんです。 なぜそんな劇的に改善されたのか? 答えは「泡」だと…
高速ボートのプロトタイプ「Sea Phantom」です。 長年ボートを専門に手がけてきたデイビッド・ボーマンさんが作りました。 5人乗り30フィート艇のプロトタイプでは、まだ時速150マイル(278km)も出ませんけど…。 設計ではNASAのボディリフティング翼のデザ…
船体(着水部分)は平らになる設計で、潜る深さたったの1フィート。 355hpのディーゼルエンジン2機搭載、航行距離5000マイル。 時速70 マイルの高速艦の割には移動はスムーズです。 キャビンを支えるチタニウムの支柱がスプリング搭載なので、 ここで振動を…
ソーラーセイル船(太陽帆船)といっても、 宇宙で巨大な薄膜を展開して光圧を推進力にするいわゆるソーラーセイルではなく、 光発電パネルを敷き詰めた翼状の帆を持つハイブリッド船のこと。 サンフランシスコ市からベイエリアのフェリーサービス契約を獲得し…
米Mシップ社が2004年10月から開発を開始し、 開発開始からたったの15ヶ月後の今年の3月に進水式を迎えることができた 米海軍の最新鋭ステルス船「スティレット」。 米Mシップ社独自のMハルテクノロジー(船底の形状がM型になっていることからそう命名され…
フランスの建築家Jaques Rougerieが構想する「海の宇宙ステーション」Sea Orbiter。 高さ50メートルにおよぶ巨大ブイまたは海上建造物といったもので、 動力を使わず風と海流に乗って二年で地球を一周します。 用途は海洋・環境・生物学の研究観測施設。 現…
現代では、船の動力は内燃機関が主力です。 輸送船の98%はディーゼルエンジンを動力としており、 世界の船が消費する燃料は年間3兆円以上にのぼります。 ところが、どうやら風の力を利用することで、 燃料をなんと半分以下に節約できるそうです。 開発し…