画像はドイツの造船大手となるベルーガ(Beluga Shipping)社が開発中の 船舶用の補助推進機関「スカイ・セイルズ(Sky Sails)」システムの想像図。 この画像からでは、帆の大きさが分かり難いが、 フットボール競技場程もある巨大な帆を使うことによって 大型輸送船舶の燃費効率を10~35%も改善することができるという。 船舶に帆を搭載する試みは70年代のオイル危機の際に、流行したことがあったが、 スクリュー方式が一般化して以降、帆を船舶の本格的な推進力として用いることは皆無だった 帆の場合、風力の影響により船が大きく傾斜する危険性があることに加えて、 元々、帆によって得られる推進力もそれ程、大きくはなかったからだ。 ベルーガ社では風速は一般的に高度が上昇するに従って増すという原理に着目し、 比較的風速が早い高い高度にまで帆を立ち上げることで、 従来型帆では得られなかった高い推進力を得ることに成功した。 また、この帆の場合、力の作用が上向きに働くため、 船舶を傾けるなどの船舶の運行上の危険性もほとんど生じないともしている。 現在、実験中のシステムの帆の大きさは約50メートル(画像下)。 ベルーガ社では帆をフットボール競技場ほどの大きさにまで巨大化させることで、 大型船舶でも利用可能な船舶用の補助推進機関としての実用化を目指している。 【Technobahn 2007/11/27 13:40】
これまた具現化に向けて進んでいるみたいですが、
色々と問題はありそうですね。
色々と問題はありそうですね。