冒険家の堀江謙一さん(68)が来年ハワイ・ホノルルから紀伊水道への航海で乗る波浪推進船 「SUNTORYマーメイド2号」が2日、和歌山県由良町の沖合で試走した。 堀江さんを乗せた全長9・5メートル、重さ約3トンの船は午前11時すぎ、由良港を出発。 台風の接近でうねる波の中、平均3ノット(時速約5・5キロ)で スムーズに沖合約5キロまで到達した。 波の力だけを動力にして進む船の航海は世界初。 船体にリサイクルアルミを使い、航海灯などに必要な電力を太陽電池にするなど環境に配慮した。 弱い波でも強い推進力を得られるようにするのが今後の課題という。 堀江さんは 「波の力は次世代のエネルギーになり得る。環境問題が解決するきっかけになってほしい」 と抱負を語った。 中日新聞 2007年8月2日 波浪推進船のポイントは、 双胴船の船首下に取り付けられた2枚の「水中翼(すいちゅうよく)」です。 この「水中翼」による推進原理は、水中翼が波の上下運動を吸収することで、 水泳のバタ足やイルカのドルフィンキックのように動作することで、 波のエネルギーを推進力に変えて進みます。 また水中翼は、船が揺れるときに発生する(揺れの)エネルギーを吸収する抵抗となるため、 船首揺れ(ピッチング)と横揺れ(ローリング)が少なくなり船の安全性も高まります。
いや~。堀江さんって太平洋横断何回目?
波浪推進船って技術も要チェックですね~。
波浪推進船って技術も要チェックですね~。