deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

『MSよもやま話 リックドム編』の事。

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リックドム』。
元々、陸戦用MS『ドム』を宇宙空間用に機種変更したMSだか、
機体内にある程度のスペースが確保しやすい特性があった為、
宇宙空間での運用がしやすく、一年戦争後期においては、
ザクに取って代わり、ジオン軍の主力MSの座に付いた。

リックドムの主任務は、対MS戦闘ではなく、対宇宙艦船である。
それはリックドムのメインウェポンである「ジャイアント・バズ」からも伺える。
ジャイアント・バズ」は、やはりミノフスキー粒子下でなくとも、、
MSよりも大きな艦船に命中させる方が、何十倍、何百倍も遥かに容易であり、
命中すればザクマシンガンの何倍ものダメージを与える事が出来る。

一年戦争時の宇宙艦船は、MSに対して効果的な対抗武装がなく、
脆弱な存在であり、MSキャリアーという側面が大きい。
その母艦を失うという恐怖は、MSパイロットの精神的安定を容易く奪う。

やはり、MSとて万能兵器ではなく、燃料や弾薬の補給は必須であり、
MSだけでは、戦争は出来ないのは至極当然の事である。

MSにて、MSを撃破する事も大切だが、
一隻の艦船を撃破する事で、十数機のMSを路頭に迷わせる事が出来るのである。


ちなみに上記画像は、ア・バオア・クー攻防戦時の物。
UC0079・12月31日 21時30分ジャスト。
そう、ちょうどギレン・ザビが実の妹キシリア・ザビに射殺された直後である。

実際、21時30分から222秒間、
ア・バオア・クーの指揮管制室は、一切の指示を出さなかった。
後世、属に言う『ホワイト・タイム』である。

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このホワイト・タイムに、ア・バオア・クーの全戦力の9%が失われた。

ア・バオア・クーの指揮を握った後のキシリアの言動から鑑みるに、
キシリアは、『月の裏のグラナダ基地』と『ジオン本国であるサイド3』の
残存戦力で、戦争は続行可能と思っていた節がある。

筆者が思うに、キシリアの腹心マ・クベ大佐が地球上から、
宇宙のジオン勢力圏に送り届けていた数々の物資、
いわゆるマ・クベ物資』と後世呼ばれる物資、
レアメタル、各種大量鉱物、金塊、芸術関連品(笑)等々。。
恐らくグラナダ基地とジオン本国に備蓄されていたのだろう。
その物量たるや

『ジオンは後10年は戦える。』

と、マ・クベ大佐に言わしめる程であった。
このマ・クベ物資こそが、キシリアに戦争続行可能と思わせた一番の要因であろう。
まぁ実際は、その2ヵ月後には一年戦争終戦となったのだが(笑)。

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しかし、一年戦争以降も、連綿と起こる宇宙の動乱、
デラーズ紛争、グリプス戦役、第一次ネオ・ジオン抗争、第二次ネオ・ジオン抗争。。

これらの動乱に、マ・クベ物資が使われた事は想像に難くない。



民明書房刊『連邦はカスぢゃないもん!』著デ・アヒローより抜粋





『MSよもやま話 Sガンダム編』の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/62903721.html
『MSよもやま話 νガンダム編』の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/62899547.html
『MSよもやま話 ジオング編』の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/62890965.html
『MSよもやま話 ゲルググ編』の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/62868039.html
『MSよもやま話 ゾック編』の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/62887924.html
『MSよもやま話 ガンダム編』の事。意
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/62889558.html



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