ガンダムMk‐Ⅱ。
ティターンズが自軍のフラッグシップMSとして開発し、
ガンダムという名を冠したMSである。
それまでのMSとは一線を画すMSであったが、
ガンダムという名の割には、最新技術の塊という感は無い。
事実、記録上削除されてしまった「GPシリーズガンダム」のノウハウは、
ガンダムMk‐Ⅱには、一切使われていない。
赤い彗星には、
『所詮はMk-IIか』と言われ・・・。
リック・ディアスを見て『こいつの方がスゴイ』と言われ・・・。
量産化を目論んで、開発していたので、
ワンメイク的な材質、技術を多用したくないというのが本音だったようである。
ティターンズの主力MSにするなど、
言語同断となってしまったのだが。(主力MSの座は、バーザムへと・・・。)
ガンダムMk‐Ⅱの最大の特徴は、
意外にも思えるかもしれないが、素直な操縦性であった。
初代ガンダムの教育型コンピューターのデータを最大活用し、
(色々と初期トラブルはあったものの)
操縦特性に磨きをかけたのである。
その素直な操縦性のお陰で、
エル・ビアンノ等の、
更に、スーパーガンダム等、
ガンダムMk‐Ⅱをバージョンアップさせる
サポート・ウェポンの存在も見逃せない。
これら多様なサポート・ウェポンも、
短期間で開発する事が可能だったという事実も見逃せない。
やはり、ガンダムMk‐Ⅱは、後世に残る傑作MSだったのである。