MSZ-010/ZZガンダム。
名機「Zガンダム」を超えるMSとして
ZZガンダムが活躍した時代は、多くのUC軍事評論家達に
『MSが恐竜的進化をした時代』、『MSの技術進化が迷宮に紛れ込んだ時代』
と揶揄される事が多い。
実際、MSという可能性のカタマリとも言える兵器に対して、
数多くのメーカーや技術者が、
躍起になって新機軸を開発、発表した時代とも言えるだろう。
そして、その当時の最強のガンダムタイプMSが、
ただ本音の所、Sガンダム開発総括リーダーである『ア・サノー・M』氏は、
(当時)若き天才「H・カトキ博士」に、こう言ったのである。
『もうMS開発は何でもアリじゃん!
作ったモン勝ちジャン!
事実、ZZガンダムと言うMSは、
『試験機的要素が色濃く残ったMS』であった。
額の「(一発限りの)ハイメガキャノン」。
「剥き出しのコア・ブロック」しかりと枚挙にいとまが無い。
ZZガンダム開発リーダーであった巨漢「M・コバヤシ博士」は、
度重なるA・E本社からの無茶なリテイクと、
異常にタイトな開発スケジュールに、
度々、激怒し、泣かされた事を様々なメディアに書き記している。
そんな問題点も少なくないZZガンダムを名機足らしめたのが、
どうみても内向的であり、
『陽か陰』と問われれば、間違いなく『陰』に属する人間であった。
しかし、ジュドー・アーシタは、完全に『陽』の人であり、
その事がハマーン・カーンやプルシリーズに与えた影響は、
あまりにも多大である。
『ガンダムっていうのは、
ガンダム、つまりMS単体だけでは、
絶対にガンダムになれないのよね~。
いくら名前にガンダムって付けてもね。
後世にレジェンドと呼ばれるヒトが
専属パイロットでないとね。。
パイロットとMSがニコイチで、
やっとガンダムになれるのよ。
そこんトコよろしく~!!』
『ア・サノー・M』氏が、A・E社を退社し、
フリーのUC軍事評論家として活動しだした時、
『貴方にとってガンダムとは?』
という問いへの回答である。