いつもは硬い普通のプラスチックだが、急に衝撃を与えると、 ゴムのように軟らかく縮むという新素材を東レと山形大が開発した。 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託研究で、 自動車用の衝撃吸収材などに応用できそうだという。 プラスチックは、十分な強さを持っていても衝撃で割れてしまう欠点があり、 ゴム成分を混ぜて欠点を補う技術開発が行われているが、十分な性能は得られていない。 ところが、チームがプラスチック(ナイロン)へのゴム成分の混ぜ方を 工夫する実験を続けていたところ、ある条件でできた素材が、 交通事故を想定した時速36キロの衝撃を加えても、割れずにゴムのように変形した。 素材を調べると、ゴム成分が直径約200ナノメートル(ナノは10億分の1)単位の粒状となって ナイロンの中に散らばり、その粒の中にさらに小さな粒が多数生じていた。 詳しい仕組みは不明だが、この状態が衝撃を吸収する何らかの働きを持っているらしい。 この素材は、自動車の緩衝材やスポーツ用の防具などへの応用が考えられている。 asahi.com 2007年02月03日
いや~。もうトヨタとか、この材質をゲットしようと必死なんじゃないの?