原油高で植物を原料とするバイオマス燃料が注目される中、
北海道の苫小牧バイオマス研究会(苫小牧市)が燃料油用のトウモロコシの実験栽培を進めている。
同研究会は環境に優しい燃料の事業化を目指し、苫小牧市や地元の経済団体、企業が協力して設立。
トウモロコシは、ガソリンに代わる燃料のバイオエタノールの原料になるため、
昨年から実験栽培を開始した。通常の倍近い密度で植え、単位面積あたりの収穫量を増やすことで、
エタノール製造の費用を安くするのが目標だ。
育ちを良くするため株の間隔は通常約20センチだが、
実験栽培では間隔を10-17センチ程度に狭め、どの程度作物が小ぶりになるか調べた。
さらにコストを抑えるため、市内の未使用の工業用地約1ヘクタールを利用。
種まきと最初の肥料やり、収穫以外には人の手をかけなかったが、
10月中旬に収穫したトウモロコシは1本300グラム台と十分な重さのものも多かった。
今後は収穫物の成分分析やエタノール原料を抽出し、燃料としての採算性を探る。
研究会事務局の古井俊郎さん(49)は
「さらに数年、場所も増やして栽培を続け、事業化に役立つデータを集めたい」と話している。
2006年11月05日 17時40分 佐賀新聞
いや~。日本でも
バイオエタノールの研究が盛んになってきましたね~。
記事にも書かれているように、問題は生産性とコスト(
原油より余りに高くてはね。)でしょうね~。
脱石油社会を目指さなくては・・・