産官学でつくる「バイオ燃料技術革新協議会」は二十六日、
二〇一五年に一リットル当たり四十円でバイオ燃料を生産する技術の開発計画をまとめた。
原料として非食用植物などを大規模に栽培し、
ガソリンや輸入バイオ燃料に価格面で対抗できる国産燃料の開発を目指す。
小麦やトウモロコシなど食料と競合する原料でなく、
九州などに自生するエリアンサスという大型のイネ科の多年生植物や
ポプラ、ヤナギなどを原料に使う。
モデルプランでは、東京・JR山手線の内側の約二倍、
約一万三千ヘクタールでエリアンサスを栽培。
未利用農地を活用し、不足分についてはタイなど海外での生産も検討する。
効率的な生産には発酵など革新的な技術が不可欠としている。
また、稲わらや建築廃材、間伐材などを原料に
一リットル当たり百円で生産する技術の開発にも取り組む。
価格競争力では劣るが、未利用資源の活用の観点から普及を目指す。
バイオ燃料は燃焼時に二酸化炭素(CO2)を出すが、
原料の植物が成長段階でCO2を吸収しているため、
それだけ環境中のCO2の増加は抑えられる。
政府は、一○年度までに原油換算で年間五十万キロリットルのバイオ燃料を導入する計画だ。
同協議会は、経済産業、農林水産両省の呼びかけで昨年十一月に発足。
新日本石油やトヨタ自動車、全国農業協同組合連合会(JA全農)、東大などが参加している。
画像:エリアンサス 3mにもなるという。
北海道新聞 08/03/26
二〇一五年に一リットル当たり四十円でバイオ燃料を生産する技術の開発計画をまとめた。
原料として非食用植物などを大規模に栽培し、
ガソリンや輸入バイオ燃料に価格面で対抗できる国産燃料の開発を目指す。
小麦やトウモロコシなど食料と競合する原料でなく、
九州などに自生するエリアンサスという大型のイネ科の多年生植物や
ポプラ、ヤナギなどを原料に使う。
モデルプランでは、東京・JR山手線の内側の約二倍、
約一万三千ヘクタールでエリアンサスを栽培。
未利用農地を活用し、不足分についてはタイなど海外での生産も検討する。
効率的な生産には発酵など革新的な技術が不可欠としている。
また、稲わらや建築廃材、間伐材などを原料に
一リットル当たり百円で生産する技術の開発にも取り組む。
価格競争力では劣るが、未利用資源の活用の観点から普及を目指す。
バイオ燃料は燃焼時に二酸化炭素(CO2)を出すが、
原料の植物が成長段階でCO2を吸収しているため、
それだけ環境中のCO2の増加は抑えられる。
政府は、一○年度までに原油換算で年間五十万キロリットルのバイオ燃料を導入する計画だ。
同協議会は、経済産業、農林水産両省の呼びかけで昨年十一月に発足。
新日本石油やトヨタ自動車、全国農業協同組合連合会(JA全農)、東大などが参加している。
画像:エリアンサス 3mにもなるという。
北海道新聞 08/03/26
あと10年後にはガソリンに頼らず、バイオ燃料や水素や電気を車の燃料にして欲しいですね。
日本は石油に依存したエネルギー消費から脱却しないとね。