deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

バイオ燃料をより安く 原料生産量重視の技術確立への事。

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十勝管内芽室町の北海道農業研究センター(北農研)芽室研究拠点などが、
現在の技術では一リットル百五十円を超えるガソリン代替燃料バイオエタノールの生産コストを
同百円以下に抑えるための研究に着手した。

五年計画で農家がビートやジャガイモをエネルギー用として安価に生産できるよう
味より量重視の品種改良をするほか、
土をかぶせる作業などを簡略化した粗放栽培技術の確立を目指す。 

バイオエタノールの生産コストは、
原料に規格外小麦を使えば一リットル百円程度となるが、
規格外品は大量には発生しないため生産量が限られる。
一方、通常の小麦やビートなどを使うと同百五十円を大きく超え、
小売価格でガソリンに対抗できないことが普及への課題になっている。 

国は本年度から五年計画でバイオ燃料の効率的な生産を探る事業を開始。
北農研は同事業に参画し、十勝農業試験場芽室町)や帯広畜産大などと連携して研究する。 

品種改良では、従来品種などを使って多収量の特色を持つ系統を選抜することにより、
同じ面積の作付けでビートの糖収量を従来の三割増、
ジャガイモのでんぷん収量を同四割増とすることを目指す。
また、ジャガイモは病害虫に強い品種を作ることで、農薬散布を抑えてコスト削減を図る。 

農作業に関しては、ジャガイモは土をかぶせる作業などを簡略化、
ビートは畑に種を直接まく直播(ちょくはん)などを導入し、
経費をジャガイモで現行の三割弱、ビートで一割余り節減したい考えだ。 

さらに、バイオエタノール製造工程でも、
原料の発酵を促進する微生物を探し生産効率を高めるほか、
製造過程で出る残りかすから高品質な飼料を生産・販売し副収入を得ることも目指す。
北農研芽室研究拠点の折登一隆管理監は
「十勝の研究機関の力を結集し、効率的生産につなげたい」と話している。 

                            北海道新聞 2007/11/22 08:30

いや~。
バイオ燃料もガソリンとコスト勝負できるようにならないと、お話にならないですからね。

ただ、食物である植物から、バイオ燃料を取り出す事を研究しつつ、
その他の様々なものからも、バイオ燃料を取り出す事も研究して、
色々な方法でバイオ燃料を取り出していく事を確立させるべきだと考えます。


狭い日本、「わら」もバイオ燃料に活用…農水省実証実験へ の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/50693941.html

「多収米」からバイオ燃料 道内3農協、試験栽培開始の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/49201400.html

苫小牧市で、燃料用トウモロコシを栽培の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/43360486.html