deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

ゲンジボタル発光の仕組み、完全解明の事。

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この世で最も発光効率が高いゲンジボタルの尾部が光る仕組みを、
たんぱく質の立体構造レベルで完全に解明することに、
理化学研究所と京都大の共同研究チームが成功し、16日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

研究チームは、発光酵素の立体構造の一部を改変し、
試験管内で発光色を通常の黄緑からオレンジ、赤に変えることにも成功。
将来、ウミホタルやホタルイカのように青く光らせることができれば、
光の3原色である赤、緑、青がそろう。

京大の加藤博章教授は
「電気や熱(燃焼)がなくても、たんぱく質などの溶液を混ぜるだけで、
非常用照明として短時間使えるシステムが実現できるのではないか」と話している。
エネルギーを光に変換する場合、熱としてロスが生じやすく、
白熱電球の発光効率は1割、蛍光灯は2割、発光ダイオードで3割。
しかし、ホタルは9割と極めて高い。
ゲンジボタルでは、発光基質と呼ばれるたんぱく質「ルシフェリン」と
生体エネルギー源のアデノシン3リン酸(ATP)などに、
発光酵素の「ルシフェラーゼ」が作用して光るが、具体的な仕組みは未解明だった。

画像は、ゲンジボタル酵素たんぱく質の溶液を混ぜ、光らせる中津亨京大助教授。
酵素アミノ酸を1個変えると、通常の黄緑(左)から赤に変わる
                          (時事通信) - 3月16日6時3分更新


発光ダイオードですら、発光効率は30%なのに、ホタルは90%なんですか~!
やはり生命の力は凄いですね~。
ほたるの発光システムを使った信号が出来るのはいつでしょうね~。