deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

太陽光で水から直接水素を作る新技術の事。

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はい、太陽光を当てるだけで、自ら水素を作る装置です。
水を電気分解して、
水素と酸素(比率は2:1でしたね~)を作る実験を中学生の時、理科の授業でしましたよね~。
時代は進んでいますね~。以下は、HOT WIERD JAPAN記事より抜粋です。

太陽電池はもう古い。
太陽光を利用する最新の技術は、ナノ物質を触媒として、
光のエネルギーで水から直接水素を取り出すというものだ。

英ハイドロジェン・ソーラー社(サリー州ギルフォード)と米アルテア・ナノテクノロジーズ社は、
太陽光を取り込み、そのエネルギーで、
水の分子を水素と酸素に分解する水素生成システムを構築している。
現在は、ラスベガスの燃料補給所で水素燃料を供給するというプロジェクトに取り組んでいる。

ハイドロジェン・ソーラー社のデビッド・オーティ最高経営責任者(CEO)によると、
同社の『タンデム・セル(写真)』技術は、2層の光触媒セルを使用して、
紫外線を含むあらゆるスペクトルからエネルギーを取り込むという。
光子が半導体物質と相互作用することによって光電気化学反応が起き、
電子が励起されて水の分子が水素と酸素に分解する、とオーティCEOは説明する。

タンデム・セルは、大きさが30ナノメートルに満たない酸化金属粒子を含む層で覆われており、
現在、8%の効率で太陽光エネルギーを水素燃料に変換できるとオーティCEOは説明する。
業界の研究者は、化石燃料とコストで競争するには効率10%が必要と見ているが、
現在でもこの技術は十分に市場で争えるとオーティCEOは言う。

オーティCEOが目指しているのは、
2005年の早いうちに実用レベルのデモシステムを完成させることだ。
同社の研究所にある約65平方センチメートルのセルでは、
現在、1日に数キログラムの水素を生産できるという。

オーティCEOによると、この技術はスイス連邦工科大学ジュネーブ大学の研究から発展したもので、
現在その一般向けと産業向けの用途を開発しているところだ。
例えば、家庭の車庫の屋根に効率10%のシステムを設置すれば、
燃料電池自動車で年間約1万8000キロを走行できるだけの水素を作り出せる、とオーティCEO。
「家庭向けの市場も成立するだろう。各自が専用のシステムを設置し、
 日中に作られる水素を使って車を走らせるようになるからだ」


いや~、かなり良いですよね~。
上記の様な装置と、燃料電池車がセットで販売展開なんかされれば、
普及率も高くなるし、大量生産する事でコストも落とせるかもしれませんね~。
ただ、個人的にHOT WIERD JAPANの記事は、夢の部分が多い思うんですよ~。
2005年も、もう少しで終わるんだけど、その後の発展はあまり聞かないなぁ~。