●レーザー受け水素を燃料に 宇宙で太陽光を使う研究はもともと、発祥の地の米国で盛んだった。 ところが00年に米航空宇宙局が研究から撤退。 そのため年間約2億円をかけ、大学や企業も合わせ計170人が加わる宇宙機構の研究は、 世界の先端に躍り出た。 宇宙機構が描く未来のエネルギー生産風景は次のようになる。 人工衛星に取り付けた100メートル四方の巨大な2枚の鏡が太陽光を集め、衛星に送り込む。 ここで太陽光を近赤外線レーザーに変換し、地上に据えた直径数百メートルの水槽に向けて照射。 水槽の中の硫化水素から光触媒の助けで水素が出来る。 発生した水素はタンカーなどで送られ、自動車・家庭などで燃料として使われる。 目標コストは1キロワット時8円で原子力発電並みを狙う。 実用化したら100万キロワットの近赤外線レーザーが地上に降り注ぐが、 飛行機や鳥に当たっても問題ないよう、面積あたりの強度は太陽光の4倍程度に抑える。 計画責任者の森雅弘・宇宙機構高度ミッション研究センター長は、 「基礎技術は揃っている。ぜひ実現させ、日本を究極のクリーンエネルギー輸出国に変えたい」と話す。 構想では2010年代後半に実験衛星を打ち上げ、30年代の実用化を目指している。 朝日新聞 07年4月16日
いや~。日本がエネルギー輸出国?素晴らしい!!
早く開発が進みますように!!
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