↓以下は８０年後の未来新聞の記事です。
これでもう地球温暖化は防げる！？
地球で使われる電力が、今夏以降、
すべて月面での太陽光発電でまかなわれる見通しとなった。
さらに原子力で補ってきた人類のエネルギー供給をめぐる歴史は、
大きな転換点を迎える。
全長１万１千キロに上る月面の太陽光発電施設（ソーラーベルト）の建設は
２０３５年に始まり、７０年に完成した。
着工後順次、電気をマイクロ波やレーザー光に変え、地球の受電設備に向け、
伝送。地上で、企業や家庭へ送電されるようになったのだ。
アジア、アフリカなどの新興国の人口増大、産業振興などで
２１世紀に入って、エネルギー需要が爆発的に拡大。
また、一定の役割を担ってきた原子力発電も、
使用済み核燃料の処理問題などを抱えていた。
様々な自然エネルギーによる発電方法が試されたが、どれも採算がとれず、
結局は化石燃料に頼る結果となっていた。
月面での太陽光発電は国際機関で統一運用し、
各国の需要に応じて振り分けられる予定。
今後、機器の故障など万が一に備えての火力発電設備は各国に残るものの、
発電のプロセスでは石炭、石油などの化石燃料が使われなくなり、
ＣＯ２は発生しなくなる。
このため、「地球温暖化を食い止める切り札になる」との期待が高まっている。
「月太陽発電（ルナリング）」の電池群（ソーラーベルト）は、
幅４００キロ、全長１万１０００キロの規模に達し、月赤道上を１周する。
月面は雲の発生や降雨がないため、絶え間なく、太陽光での発電を行える。
発電した電力は、月面の地球側に集め、
マイクロ波やレーザー光に変換して、地球へ送る。
地球側は、受電設備で電力を受け取ると、地上の企業や家庭に送電したり、
水を電気分解し、水素をエネルギー源として取り出したりする。
ガ、ガンダムＸ！！
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