宇宙空間で集めた太陽光を、 大気に吸収されづらいレーザー光に変えて地上に送り、発電などに利用する――。 そんな「宇宙エネルギー利用システム」の要となる高性能レーザーの開発に、 宇宙航空研究開発機構(JAXA)、レーザー技術総合研究所(大阪市)、 大阪大の研究グループが成功した。 太陽光からの変換効率を4倍以上に高めた。4日に札幌市で始まった応用物理学会で発表する。 模擬太陽ランプを使った実験で、新開発のセラミック材料を使い、 大出力のレーザー光に増幅することに成功した。 これまで、数%~10%程度だった太陽光からの変換効率を42%に高めた。 波長の幅広い太陽光を吸収できるクロムと、 太陽光を効率よくレーザー光に変換できるネオジムを、セラミック材料に高密度に注入して実現した。 太陽光は、大気や雲に吸収され、地表に届くのは3割程度。 一方、宇宙では、昼夜や天候に左右されずに利用できる。 このため、宇宙からレーザー光で地表に運べば、利用可能なエネルギーは地表の5~10倍になる。 JAXAは2030年を目標に100~200メートルの反射鏡を備えた人工衛星を打ち上げ、 レーザー光に変換して地上に発射、発電や水素製造に利用する研究を進めている。 当面の目標は変換効率50%だ。 米国では米航空宇宙局(NASA)がこの分野から撤退、日本が開発の主導権を握る。 JAXAの森雅裕・高度ミッション研究センター長は 「計画実現への大きなハードルを越えた。基盤技術はすでにそろっており、 既存の発電より経済性のあるシステムを目指す」と話している。 画像:おわん形をした模擬太陽ランプ(左端)から右方向に出た光が装置の中で レーザー光に変わり、手前に照射される=大阪大レーザーエネルギー学研究センターで asahi.com 2007年09月04日
う~ん。本当に具現化に向けて大きなハードルは越えているんですかね~?
打ち上げ用のロケットの開発が遅れていると思うんですが・・・。
めずらしく出合が厳しい事を言うのはそれだけ期待しているんですよ~。
やはりNASAが開発していない所で宇宙開発に成功しないとね~。
打ち上げ用のロケットの開発が遅れていると思うんですが・・・。
めずらしく出合が厳しい事を言うのはそれだけ期待しているんですよ~。
やはりNASAが開発していない所で宇宙開発に成功しないとね~。