東京都は3日までに、 下水処理時に出る汚泥を、火力発電所で利用できる炭化燃料に再生する国内初の処理施設 「東部スラッジプラント」(江東区)の稼働を始めた。 温室効果ガスの排出削減の効果もあり、 従来の焼却処分に比べて、二酸化炭素(CO2)排出量は年間で約80%削減されるという。 施設は建設費約50億円で、脱水した汚泥を乾燥し、 約500度で蒸し焼きにして炭化させる仕組み。 23区内から出る下水汚泥の約1割にあたる年間約9万9000トンから、 約8700トンの炭化燃料が製造できる。 都は、炭化燃料を1トン当たり105円で、 処理施設の運営を委託する東京電力の子会社「バイオ燃料」(東京)に売却し、 東電などが出資する福島県いわき市の火力発電所で石炭に混ぜて使う。 都はこれまで下水汚泥はすべて焼却炉で焼却し、灰にした上で、 64%をブロックやセメントの材料として再利用し、残りの36%は埋め立て処分していた。 2007年12月03日17時12分 西日本新聞
いや~。今まで以上に汚泥を有効活用してほしいですよね。
エネルギーは、何にも石油や石炭だけではないんですよね。
エネルギーは、何にも石油や石炭だけではないんですよね。