deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

ブドウかす使って発電の事。

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イタリアのワイン製造最大手「カヴィロ」(本社・北部ファエンツァ)が、
果汁を搾り取った後のブドウの残りかすを活用し、本格的な発電事業に取り組んでいる。
ブドウかすによるバイオマス発電はワイン造りが盛んな欧州でもまだ珍しい。

「ブドウは大地の恵み。搾りかすとなる皮や種も一切無駄にしないのが当社の方針」。
カヴィロ本社敷地に集積されたブドウかすの巨大な山を指さしながら、
ガブリエーレ・バッシ技師(発電担当)は言う。

同社は、エミリアロマーニャトスカーナシチリアなど
6州の農協36団体(傘下のブドウ園計約1万8000軒)の合資会社
各農協が収穫するブドウを一手に回収し、ワインを量産する一方、
蒸留酒グラッパや、工業原料となるエタノールも生産している。

発電事業に乗り出したのは1990年代半ばから。
年8万~10万トン発生するブドウの搾りかすをエネルギー源として自家発電を行い、
ワインの生産コストを抑える狙いがあった。

本社工場の熱電気センターでは
ブドウかすの焼却熱から生じる高圧蒸気でタービンを常時運転している。
いわゆる「ゴミ発電」だ。かすから生じるバイオガスも電力源として活用しており、
総出力は約4メガ・ワット。
「(事業開始から)15年で電力自給率100%を達成し、電力会社への支払いはゼロになった」
(バッシ技師)という。

同社は発電設備を拡張し、電力の余剰生産を新たな収益源とする計画で、
「2012年には収益の3分の1を電力販売で賄う」(セルジオ・ダニーノ専務)予定。
エネルギー産業への本格参入を目指すというのだ。

イタリアでは小規模農園によるワイン生産が主流で、ブドウかす発電は他に例がない。
しかし、自治体レベルでは注目され、北部ピエモンテ州が発電事業を計画中だ。
州内産ブドウの活用で年2000万ユーロ(約25億円)の経済効果を見込む。
新エネルギー源としてブドウが実りをつける日が、いずれ来そうだ。

                       (2010年2月15日 読売新聞)

いや~。今まで捨てていたものからエネルギーを作るってうれしくなくね?




米からバイオエタノール 苫小牧の製造施設が稼働の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/58952802.html

コーヒーの残りかすからバイオ燃料の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/57876953.html