どのような生命にも誕生と終わりがあります。 この世に生を受けた始まりの瞬間から、 私たちは絶対なる死へと向かって止まることなく進み続けていく事となります。 事故死や病死といった要因をかぎりなく遠ざけたとしても、老化による死から逃れる事はできません。 人間の致死率は100%である以上、死は等しく平等に誰にでも寄り添うものなのです。 ヘイフリックの限界。細胞の増殖停止。エイジング。医学や科学技術が永遠の生命の領域へと踏み込むまで、あと少し時間がかかる事でしょう。 まして、攻殻機動隊ちっくで生命のマトリックスがフォロミーするような電脳世界に、 人類がバージョンアップするまでは、もっとお時間を頂戴する事となるでしょう。 つーかダッシュで急げよ、俺が死んじゃったらどうするつもりなんだよ、なにやってんのよ科学! とブライト艦長風に逆切れしたくなる衝動をグッとこらえて待っているしかないのが21世紀。 癪です。それが運命だと言われても、かなり癪(しゃく)に障(さわ)ります。 そんなこんなで永遠の命に憧れる私と貴方に今回は朗報をお持ちしました。 死んじゃってもいいじゃん、未来の優れた医学や科学で復活させてもらえればいいじゃん。 そんなエジプトミイラ的な発想がスパークするアメリカにある人体冷凍保存会社のアルコー社 (アルコー・ライフ・エクステンション財団)をご紹介。 冷凍保存を希望した顧客(死者)の遺体は死亡直後に氷詰めにされます。 そして体液を凍害保護物質のような不凍液へと交換します。 これは凍結時に発生する氷を防ぐ事が目的になっています。 つまり人体へのダメージを極限までに抑えた解凍処理をスムーズに行う為のテクノロジーです。 そして防腐処置を行い長期間の冬眠状態に対応できるように処置された遺体は、 アルミニウム製の容器へと移されます。 この容器は魔法瓶のような構造になっていてます。 そしてマイナス200℃の液体窒素で冷却するため金属製の低温維持装置の中で保管されます。 その状態で顧客はコールドスリープにつきます。 そして科学や医学が画期的に進歩した未来の世界を夢見ながら、 来るべき復活の日を待つ事となるのです。 「全身保存タイプ」か「神経保存(脳みそ)タイプ」を選べるようです。 気になるお値段ですが、会員費用や処置費用はやっぱりそれなりの価格になっています。 全身保存タイプだと最低でも15万ドルは確実のようです。 脳みそだけだとお安くなるようですが蘇生時の負担を考えればどうなんでしょうか。 脳みそあっても器がないとねー。 会社によっては神経保存タイプはあんまりオススメしてないようですね。
いや~。上記の紹介文、爆笑モノなんですけど、本質は結構ディープで寒いモノですね。。
「未来へのワンウェイ・タイムマシーン」とでも言いますか。。。生命って何??
「未来へのワンウェイ・タイムマシーン」とでも言いますか。。。生命って何??