浜松市のビニールハウスで、
発光ダイオード(LED)の光や紫外線を野菜に当てて促成栽培し、
栄養価を高める研究が行われている。
取り組んでいるのは、光産業創成大学院大学の博士課程で学ぶ岩井万祐子さん
昨年9月から、約1200平方メートルのハウス内に設けた高さ約1メートルの棚に土を盛り、
ルッコラや春菊など24種の野菜を植えている。
毎日早朝と夜間に数時間ずつ、青や赤のLEDと紫外線を照射。
どのように光を当てたら栄養価が高まるか試行錯誤を繰り返し、
サニーレタスに含まれるビタミンCの量が露地物の約2倍になるなどの実験データが得られたという。
これまでに、LEDを当てた野菜数種を交ぜたサラダ7500パックを、
東京都や静岡県内のスーパーなどに出荷。1パック約300円で販売したところ、
「味が濃くておいしい」との感想も寄せられた。
課題は、コストダウンと、病害虫に強い野菜を作ること。
岩井さんは「短期間で栄養価の高い野菜を育て、農業の新たな可能性につながれば」と夢を語る。
指導する鈴木鉄也教授は「消費者や農家のため、ぜひ実用化を」とエールを送る。
(2009年1月9日15時44分 読売新聞
発光ダイオード(LED)の光や紫外線を野菜に当てて促成栽培し、
栄養価を高める研究が行われている。
取り組んでいるのは、光産業創成大学院大学の博士課程で学ぶ岩井万祐子さん
昨年9月から、約1200平方メートルのハウス内に設けた高さ約1メートルの棚に土を盛り、
ルッコラや春菊など24種の野菜を植えている。
毎日早朝と夜間に数時間ずつ、青や赤のLEDと紫外線を照射。
どのように光を当てたら栄養価が高まるか試行錯誤を繰り返し、
サニーレタスに含まれるビタミンCの量が露地物の約2倍になるなどの実験データが得られたという。
これまでに、LEDを当てた野菜数種を交ぜたサラダ7500パックを、
東京都や静岡県内のスーパーなどに出荷。1パック約300円で販売したところ、
「味が濃くておいしい」との感想も寄せられた。
課題は、コストダウンと、病害虫に強い野菜を作ること。
岩井さんは「短期間で栄養価の高い野菜を育て、農業の新たな可能性につながれば」と夢を語る。
指導する鈴木鉄也教授は「消費者や農家のため、ぜひ実用化を」とエールを送る。
(2009年1月9日15時44分 読売新聞