昨夏に40・9度の国内最高気温を観測し、今夏も猛暑が続く多治見市で、
壁面用タイルの表面に角度を付けて太陽光をはね返し、
気温の上昇を抑える『美濃焼クールアイランドタイル』の試作品作りが始まった。
市内で8月に開幕する「国際陶磁器フェスティバル」にデモタイルを出品し、
日本一暑いまちからクール対策を発信する。
■9月にも生産体制へ
タイルは、県陶磁器工業協同組合連合会が市や多治見商工会議所、名古屋工大と共同開発した。
斜め上に向いたタイルの表面が、太陽光を反射させる仕組みで、
色は反射率が高い白とベージュ系を採用した。
メーカーや販売業者37社でつくる同タイル振興会では、
デザインなどは特に定めていないが、反射率は50パーセント超を確保するよう取り決めた。
各社は9月中にも試作品を振興会に持ち寄り、市陶磁器意匠研究所で反射率を測定し、
お墨付きを得たうえで生産体制に入る。
名古屋工大の実験によると、反射率が50パーセント超の場合、
日中のタイルの表面温度は平らなものより30度下がったという。
同大の岩尾憲三教授は「地場産業のタイルでビジネスチャンスを大いに広げてもらいたい」
とエールを送る。
クールアイランドタイルは、
建て替え時期を迎えた県立多治見病院など公共施設から引き合いがきている。
市も、整備が進むJR多治見駅舎の外壁に利用を検討中だ。
今後は広く普及させるため、一般住宅に使用した場合、補助対象とするなど、
市民への利用促進策が課題といえよう。
(2008年7月19日 読売新聞)
壁面用タイルの表面に角度を付けて太陽光をはね返し、
気温の上昇を抑える『美濃焼クールアイランドタイル』の試作品作りが始まった。
市内で8月に開幕する「国際陶磁器フェスティバル」にデモタイルを出品し、
日本一暑いまちからクール対策を発信する。
■9月にも生産体制へ
タイルは、県陶磁器工業協同組合連合会が市や多治見商工会議所、名古屋工大と共同開発した。
斜め上に向いたタイルの表面が、太陽光を反射させる仕組みで、
色は反射率が高い白とベージュ系を採用した。
メーカーや販売業者37社でつくる同タイル振興会では、
デザインなどは特に定めていないが、反射率は50パーセント超を確保するよう取り決めた。
各社は9月中にも試作品を振興会に持ち寄り、市陶磁器意匠研究所で反射率を測定し、
お墨付きを得たうえで生産体制に入る。
名古屋工大の実験によると、反射率が50パーセント超の場合、
日中のタイルの表面温度は平らなものより30度下がったという。
同大の岩尾憲三教授は「地場産業のタイルでビジネスチャンスを大いに広げてもらいたい」
とエールを送る。
クールアイランドタイルは、
建て替え時期を迎えた県立多治見病院など公共施設から引き合いがきている。
市も、整備が進むJR多治見駅舎の外壁に利用を検討中だ。
今後は広く普及させるため、一般住宅に使用した場合、補助対象とするなど、
市民への利用促進策が課題といえよう。
(2008年7月19日 読売新聞)
いや~。
このタイルって、原理的には表面に太陽光線を反射するギザギサを付けたってことですかね?
特殊な加工とか塗料を使わずに、屋内の温度上昇を防ぐというのはイイですよね。
室内温度があまり上がらなければ、それだけクーラーも使わないですむから、
電気の節約や、ヒートアイランド現象の抑制にもなりますよね。
このタイルって、原理的には表面に太陽光線を反射するギザギサを付けたってことですかね?
特殊な加工とか塗料を使わずに、屋内の温度上昇を防ぐというのはイイですよね。
室内温度があまり上がらなければ、それだけクーラーも使わないですむから、
電気の節約や、ヒートアイランド現象の抑制にもなりますよね。
多治見市中の建物に、このタイルを貼り付けてしまうとか…。