DNAを使った調査により農業を行っているアリの祖先は、
今から5000万年前の新生代まで遡ることができることが25日、
米国科学アカデミー紀要に掲載された論文によって明らかとなった。
この研究を行ったのは米スミソニアン自然史博物館の
テッド・シュルツとショーン・ブラッディーの2名の研究者。
両研究者はDNAを調べることにより、現在、農業を行っているアリの祖先を
系統的に遡っていく方法で、アリの祖先がどの位前に農業を開始したのかを調査。
その結果、少なくとも2500万年前には現在の「ハキリアリ(葉切りアリ)」が
農業を開始していたことが、また、アリによる農業の起源は
5000万年位前まで遡ることができるということが判ったと述べている。
ハキリアリは植物の葉を自分の歯を使って上手く切断して
自分の巣まで持ち帰ることが知られている。
しかし、その葉は食料にするためではなく、
巣に持ち帰ってきた葉を使って菌糸類(キノコ)を育てることが目的。
そのため、ハキリアリは農業アリ(Farming Ant)とも呼ばれている。
これまで人間以外の動物で農業を行っていることが確認されたのは、
アリ、シロアリとキクイムシだけ。
アリが少なくとも2500万年前から農業を始めていたとすると、
アリの農業の起源は人間よりも大幅に古いということになる。
【Technobahn 2008/3/26 19:01】
今から5000万年前の新生代まで遡ることができることが25日、
米国科学アカデミー紀要に掲載された論文によって明らかとなった。
この研究を行ったのは米スミソニアン自然史博物館の
テッド・シュルツとショーン・ブラッディーの2名の研究者。
両研究者はDNAを調べることにより、現在、農業を行っているアリの祖先を
系統的に遡っていく方法で、アリの祖先がどの位前に農業を開始したのかを調査。
その結果、少なくとも2500万年前には現在の「ハキリアリ(葉切りアリ)」が
農業を開始していたことが、また、アリによる農業の起源は
5000万年位前まで遡ることができるということが判ったと述べている。
ハキリアリは植物の葉を自分の歯を使って上手く切断して
自分の巣まで持ち帰ることが知られている。
しかし、その葉は食料にするためではなく、
巣に持ち帰ってきた葉を使って菌糸類(キノコ)を育てることが目的。
そのため、ハキリアリは農業アリ(Farming Ant)とも呼ばれている。
これまで人間以外の動物で農業を行っていることが確認されたのは、
アリ、シロアリとキクイムシだけ。
アリが少なくとも2500万年前から農業を始めていたとすると、
アリの農業の起源は人間よりも大幅に古いということになる。
【Technobahn 2008/3/26 19:01】
いや~。しかし少なくとも2500万年も前から農業をしていて、
食べる物を自分達で豊富に作り出していたなら、
アリはもっともっと進化していてもおかしくないのでは?
なんて思ってしまいます~。
食べる物を自分達で豊富に作り出していたなら、
アリはもっともっと進化していてもおかしくないのでは?
なんて思ってしまいます~。