和歌山県太地町の町立くじらの博物館(林克紀館長)は4日、 胸びれとは別に、腹びれを持つ極めて珍しいバンドウイルカ1頭が見つかった、と発表した。 同博物館は 「鯨類の祖先が21世紀に出現したといえる。 胎児にはある陸上生活の痕跡の後ろ脚が退化せず腹びれとして残ったと考えられ、 突然変異による先祖返りのイルカではないか。学術的にも貴重な発見」 としている。 体長2.72メートルの雄で、5歳くらい。 10月28日朝、太地漁協所属の勇魚(いさな)組合の漁船13隻が、 同町沖約9キロの熊野灘で、追い込み漁で捕獲した118頭のうちの1頭。 イルカなど鯨類のほとんどは、胸びれ1対のほか、尾びれ、背びれがある。 捕獲したイルカは生殖器と肛門(こうもん)の間に、さらに手のひら大の1対の腹びれがあった。 同博物館名誉館長で日本鯨類研究所(東京)の大隅清治顧問(76)は 「長く研究しているが、このような個体は初めてで、生体でもあり世界的な財産。 他の部位に異常はなく奇形ではない。餌付けし繁殖に結び付けるため、 専門の研究プロジェクトを作りたい」 と話している。 【神門稔】 (毎日新聞) - 11月5日10時30分更新
いや~。珍しいイルカといいますか、貴重な進化の生き証人ですね~。
餌付けするって言ってますけど、死なさないように・・・
餌付けするって言ってますけど、死なさないように・・・
まぁ、私にも尻尾ありますし・・・