生きた化石と呼ばれる古代魚シーラカンスの形態や遺伝子を現代の魚類と比べて、 生物進化の謎に迫る研究に東京工業大や国立科学博物館など20以上の研究機関が共同で乗り出した 21日にはコンピューター断層撮影(CT)などで体内の構造を調べた。 対象になったのは全長約120センチ、体重約40キロの個体。 タンザニア沖で捕獲され、05年に東工大の岡田典弘教授のもとに寄贈されたものだ。 シーラカンスをCT撮影した例は過去にもあったが、冷凍状態で撮影したものがほとんど。 今回は解凍したものを調べ、頭部や内臓の構造、筋肉の付き方などがはっきりと確認できた。 シーラカンスは約3億8000万年前に出現。 原始的な両生類の脚に似た丈夫なひれを持つことから、 魚類から両生類に進化する中間段階にあると考えられている。 現在はアフリカ東岸沖とインドネシア近海に生息する。 研究チームを統括する岡田教授は 「日本の最新科学を駆使して、シーラカンスの進化史を世界に先駆けて明らかにしたい」 と話している。 asahi.com 2007年12月22日01時06分
いや~。凄い画像ですよね。太古の魚を最新技術で調べていますね~。