deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

B747-400 ラージ・カーゴ・フライターの事。

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ボーイング社がB747をベースに開発を進めてきた超大型貨物機、
B747-400「ラージ・カーゴ・フライター」の最初の試験飛行が今月10日、
台湾の桃園国際空港で行われ、2時間4分間に渡る飛行が成功した。

ボーイング社はB747に代わる次世代大型旅客機としてB787の開発を進めており、
B787の最初の機体は来年中にも完成する予定だ。
今回、新たに開発された「ラージ・カーゴ・フライター」は
B787の機体部分の半完成部品をそのまま運搬するために設計されたもので、
B787の円筒形の機体がすっぽり格納できるようになっている。

B747は機種の前部が2階建てで、コックピットが2階部分にあるのが特徴となるが、
今回、新たに開発された「ラージ・カーゴ・フライター」はその2階建て部分の後ろに、
2階部分よりも更に大きな非与圧式の格納スペースを設計することで、
B787の巨大な機体部品の運送を可能としている。

ボーイング社では、また、このためにわざわざ、
機体の後方部で機体を90度折れ曲がることができる機構を開発。
機体部品の搬入にあたっては、「ラージ・カーゴ・フライター」の後方部を90度折り曲げて、
部品を運び入れるという特殊な方法を選択した。

この機体、通常のB747-400に比べると搭載貨物容量は実に3倍の1845平方メートルにも達する。

「ラージ・カーゴ・フライター」を利用することによりボーイング社に部品を供給しているメーカーは
最終組み立ての工程まで進んだ部品をボーイング社に供給することが可能となり、
双方にとって機体生産の効率化を進めることが可能となる。

2007年から就航予定となっており、
就航後はボーイング社の専用貨物機としてB787の半完成部品を運送するためにシアトルと名古屋、
イタリアなどの間での飛行が予定されている。

新型旅客機の生産のためだけに新型の超大型貨物機まで作り上げてしまうところに、
部品メーカーとボーイング社の越えられない大きな壁がありそうだ
                         【テクノバーン】(2006/9/16 18:38)
 

いや~。ジャンボよりジャンボな貨物航空機ですか~。
このラージ・カーゴ・フライターを利用して作るというB787ってどんな機体なんでしょうね~。