ごみとして処分される海藻からメタンガスを回収し、 発電用燃料として利用する「海藻バイオマス発酵プラント」を、 東京ガスと新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が開発した。 海藻は日本が豊富に入手できる数少ない未利用のバイオマス(生物資源)エネルギーで、 発電用のプラント開発は世界でも初めてという。 近年、全国の内湾で大量発生しているアオサなどの利用価値の低い海藻は、 水分を大量に含むため焼却処分の燃料費が高くつき、自治体の悩みの種になっている。 一方、海藻は成長過程で温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)を吸収する。 植物などの有機物をエネルギー源とするバイオマスとして利用できれば、 石油など化石燃料の節約になり、地球温暖化対策に有効だ。 02年に横浜市内に建設したプラントの試験で、 1日1トンの海藻から約20立方メートルのメタンガスを効率的に回収することに成功。 出力安定のため天然ガス(都市ガス)と混合して発電すると、 一般家庭約20世帯分にあたる、1時間あたり10キロワットを発電できた。 東京ガスは来年度から事業化を模索するが、 「従来のガス発電システムに比べ、CO2を約半分に減らせる。 海もきれいになり、残りかすは肥料としても使える。海藻ごみ発電はまさに一石三鳥のシステムだ」 と話している。【江口一】 毎日新聞 2006年7月3日 東京朝刊
いや~日本は海に囲まれていますからね~。海藻からメタンガスですか~。
どんどん発展して欲しい発電システムですね~。
どんどん発展して欲しい発電システムですね~。