姫路市内の産官学が共同で、教材用の二足歩行ロボットキットを開発した。 ロボットの仕組みを詳しく知ってもらおうと、「頭脳」に当たるプログラムを全国で初めて公開。 プログラムに手を加えることで、思いのままに動かすことができる。 六月、神戸市のメーカーが発売。 価格も抑え、手軽な教材として教育現場での活用に期待が寄せられている。(神谷千晶) 英語の「バリエーション」と「ロボット」を組み合わせ、「VariBo(バリボ)」と 名付けられたこのキットは、市立姫路科学館と県立飾磨工業高校、 システム開発会社「姫路ソフトワークス」が協力し開発した。 飾磨工で講師としてロボットの仕組みを教える同社の中村素弘社長(43)が、 授業に興味を示す生徒たちの姿に開発への刺激を受けた。 「生徒の意欲を引き出せるロボットを作りたかった。市販キットは約十種類あるが、 学習用は例がない」と中村社長。 昨年、姫路科学館が県内初の二足歩行ロボット競技会を開催したことから、 ともに開発を協議。中村社長が技術指導する産業ロボット周辺装置メーカー 「ビー・エル・オートテック」(神戸市)と相談し、商品化の構想を練った。 「バリボ」は高さ二十七センチ、重さ七百五十グラム。 足首や肩などに計九個のモーターを付け、歩いたり、起き上がったりすることができる。 教育目的を重視し、ロボットのプログラムを公開、自由な操作を可能にした。 パソコンを使って数式などを打ち込めば、動きのパターンを自在に変えることもできる。 価格は約十五万円の市販品を大きく下回り、基本型で約六万円とした。 姫路科学館の吉岡克己技術主任(40)は 「バリボの開発をきっかけに、姫路からロボット研究者や愛好家が育ってほしい。 姫路がロボット文化の拠点になれば」と期待している。 神戸新聞 2006/05/14
いや~。ロボットキットも段々安くなっていきますね~。
若いうちから、自分でプログラミング出来るロボットに触れていれば、
自然とロボット技術も身に付きますしね~。
若いうちから、自分でプログラミング出来るロボットに触れていれば、
自然とロボット技術も身に付きますしね~。
姫路といわず、日本が世界のロボット文化の拠点にならないとね。