電気工事などのサンエス電気(釧路)と、 ドコモ北海道グループのドコモエンジニアリング北海道(札幌)は一日までに、 風力発電と太陽光発電に燃料電池を組み合わせた新エネルギーシステムを開発した。 今月上旬から実証実験を開始し、二○○八年度中の実用化を目指す。 風力と太陽光発電で発生させた水素を燃料電池に供給し、発電するシステムは国内初という。 新システムは、風力発電と太陽光発電による電力で水を電気分解し、 水素を発生させ、燃料電池の燃料として供給する仕組み。 サンエス電気は二○○四年に風力発電と燃料電池を組み合わせた発電システムを開発したが、 風が弱い場合は発電量が少ないなどの問題があったため、 太陽光を併用して発電効率を高めることにした。 また、ドコモの移動通信網を利用した遠隔監視制御システムを新たに開発。 設置現場に行かなくても、風車の故障などの異常を検知したり、風力などを調べられるようにした。 今後、石狩市厚田区で実証実験を行い、水素貯蔵装置の小型化などをさらに進める。 発電した電力は、北海道電力の電気が通っていない遠隔地にある酪農家や遠洋漁船用の電源のほか、 地震など自然災害でライフラインが途絶えた場合の緊急の発電装置としての利用も見込む。 写真:風力発電(奥)と、太陽光発電(手前)の装置。 北海道新聞 2006/02/02 08:56
海外で大赤字出してるくらいなら、このシステムを発展させる方が良いですよ~。