deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

『孫正義氏、自然エネルギー財団の説明』の事。

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2011年をエネルギー政策転換の年と位置付け、
個人としての寄付10億円自然エネルギー財団を設立いたします。
10億で足りないことはわかっていますが、これはスタートの原資として、
世界100名のトップ科学者との意見交換の場を作る。
議論のきっかけを作るための財団。シンクタンクのようなもの。

自然エネルギー発電にはいろいろある。どれがいいのかはこれから勉強して行く。
太陽光発電だが、電気使用のピークは日中。電力の消費量が最も多いときに太陽は出ている。
そこに当ててはどうか? 
太陽光発電を否定する意見の多くは、曇りや雨のとき、発電出来ないというもの。
しかし、天気の悪いときには、火力発電を使えばいい。バッファとして考えている。

他国では太陽光発電がどんどん伸びている。なぜか。
それは電力会社が作った電気を買い取るから。
政府の方針で、電力会社に買取の義務を負わせた。
作った電気を全て買い取る、全量買取制度の制定が今何より優先されなければいけない。

奇しくも、震災のあった3月11日の午前中、全量買取制度が閣議を通過した。
一日も早く、これを国会で通してもらいたい。
電力会社は買い取りたくないという姿勢で今まで来たが、
電気が足りなくて計画停電を行う今、まさか電気がいらないとは言えないだろう。

風力発電も世界では伸びている。日本ではまったく伸びない。
これも、電力の買い取り価格を低く設定し、
採算が合わないようにしている電力会社の思惑のせいだ。
北海道や東北、九州の潜在的発電能力は、日本全国の電力需要を満たすほどの量がある。

世界の地熱発電設備の75%は日本製
なのに日本で地熱発電が進まないのも、電力会社の買い取り価格が不当に安いため。
地熱資源地の82%は国立・国定公園内にあり、自然公園法で開発を制限している。
国がその気になれば、開発はすぐに始められる。

自然エネルギー財団では、日本の風土に一番合った発電方法を精査し、提言して行く。

電力会社が買い取り価格を上げることによって、
各家庭の電気代は一時的に500円ほど高くなる。
しかし、化石燃料の高騰、原発コストの上昇は続く。
自然エネルギー発電が普及すれば、量産効果でコストは下がり始める。
先のことを考えれば、電気代は安くなる。安心安全も手に入る。

40円/Kwhでの電力の買取を20年間の全量買取。
この1行の法案で、日本の電力は解決する。
2011年エネルギー政策転換の年、批判に終わらない、建設的な議論をしましょう。

いや~。別に孫さんに傾倒する気はないのですが、
言っている事は必ず、今後の日本の為、世界の為にプラスになる事ですからね。







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