deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

VCRピストンクランクシステムの事。

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さて、日産が開発した【VCRピストンクランクシステム】
(VCRはバリアブル・コンプレッション・レシオの略)
あの、カルロス・ゴーン社長をして「ベリーグッド」と言わしめた機構である。

VCRピストンクランクシステムでは、
ピストン上死点の位置をリアルタイムに変動させることで、
理想とされる「高負荷時に低圧縮」「低負荷時に高圧縮」に近づけることができるという。
すなわち、【省燃費・高出力という相反する性能を兼ね備える】ことができるようになる。
(画像参照)

構成部品の点数が増えることで重量増は避けられないが、
出力の向上などでトータルな性能としては十分おつりがくるとのことだ。

燃費向上は、スポーティカーだけでなく、ファミリーカーにも有効な技術。
実用化は4年後ぐらいといわれており、次期モデルへの採用に期待がかかるとの事。

100年以上続いてきた、
ピストンはコンロッドで直接クランクシャフトに繋がっているという
エンジンの基本構造部分を可変にしてしまう事は凄い事だし、
よく開発できたなぁ…特にECU関係…。

車の中に圧縮比の異なる様々なエンジンを搭載している事になりますから…

これ本当に凄い技術ですよ。。。上手く説明し難いですが…

http://response.jp/issue/2005/0224/article68359_1.html

http://www.webcg.net/WEBCG/news/000016624.html