パソコンで使うマウスを呼吸の強弱などで操作するシステムを開発したと、
近畿大の北山一郎准教授(福祉工学)らが発表した。
手などに重い障害を持つ人がパソコンを使えるようにするのが狙いで、
2年後の実用化を目指している。
システムは、息を出し入れするストローと、
呼吸量を測るセンサーなどで構成される。
強く吹くと画面のカーソルが上に、弱く吸うと左に動くなど、
呼吸の仕方を変えることでカーソルを操作する。
短く呼吸すると「クリック」になり、
画面上のキーボードにカーソルを合わせることで、文字の入力もできる。
マウスを使えない障害者向けのパソコンの入力装置は、
視線を動かして操作する仕組みも開発されているが、
機器が大がかりになるのが欠点となっている。
今回のシステムは、1台あたり5万~6万円の費用で実現できそうだという。
(2013年11月4日16時51分 読売新聞)
色々な方のQOLがUPしますように。