脳波を利用し、さまざまな機械類を頭の中のイメージ通りに高い精度で動かすシステムを、
北海学園大工学部の山ノ井高洋教授(生体工学)の研究グループが開発した。
四肢が不自由な人などがパソコンや介護機器を自在に操ることも夢ではなく、
研究グループはさらに実験を重ねて実用化を目指す。
山ノ井教授は右脳の「中前頭回」(前頭葉の右上部)が
「上下左右」の方向を判断する役割を担っていることに着目。
中前頭回付近の頭部三カ所に電極を装着し、
人間が、操作画面に映った上下左右の漢字と矢印を思い浮かべた時の八種類の脳波のパターンを測定
データをコンピューターに入力した。
実験はタイヤが付いた缶詰型のロボットに、赤外線を使ってこのデータを送信。
上下左右の各信号で「前進」(上)、「左旋回」(左)、「右旋回」(右)、「停止」(下)
の動作をする正確さを調べた。
ロボットは「命令」に対して即座に反応。
漢字を思い浮かべた時の脳波のパターンでは83%、矢印の場合では85%の正確さで動いた。
同様のシステムは国立身体障害者リハビリテーションセンターや民間企業がすでに開発しているが、
頭で考えてから実際に操作できるまでの時間が十数秒かかったり、
動作の正確さも50%程度にとどまっているという。
研究グループは、実際に脳波キャップをかぶった人からロボットに直接命令を送った場合でも
約二秒で作動するとみており、今後、実証実験に乗り出す。
実用化に向け、考えてから操作するまでの時間の短縮や動作の精度についても、
さらに向上させる考えだ。
山ノ井教授は、このシステムを応用することで
「両手足が不自由など重い障害がある人たちが車いすで思い通りに移動したり、
パソコンなどで意思を伝えたりすることが可能になる」と期待している。
北海道新聞 08/03/04 16:01
北海学園大工学部の山ノ井高洋教授(生体工学)の研究グループが開発した。
四肢が不自由な人などがパソコンや介護機器を自在に操ることも夢ではなく、
研究グループはさらに実験を重ねて実用化を目指す。
山ノ井教授は右脳の「中前頭回」(前頭葉の右上部)が
「上下左右」の方向を判断する役割を担っていることに着目。
中前頭回付近の頭部三カ所に電極を装着し、
人間が、操作画面に映った上下左右の漢字と矢印を思い浮かべた時の八種類の脳波のパターンを測定
データをコンピューターに入力した。
実験はタイヤが付いた缶詰型のロボットに、赤外線を使ってこのデータを送信。
上下左右の各信号で「前進」(上)、「左旋回」(左)、「右旋回」(右)、「停止」(下)
の動作をする正確さを調べた。
ロボットは「命令」に対して即座に反応。
漢字を思い浮かべた時の脳波のパターンでは83%、矢印の場合では85%の正確さで動いた。
同様のシステムは国立身体障害者リハビリテーションセンターや民間企業がすでに開発しているが、
頭で考えてから実際に操作できるまでの時間が十数秒かかったり、
動作の正確さも50%程度にとどまっているという。
研究グループは、実際に脳波キャップをかぶった人からロボットに直接命令を送った場合でも
約二秒で作動するとみており、今後、実証実験に乗り出す。
実用化に向け、考えてから操作するまでの時間の短縮や動作の精度についても、
さらに向上させる考えだ。
山ノ井教授は、このシステムを応用することで
「両手足が不自由など重い障害がある人たちが車いすで思い通りに移動したり、
パソコンなどで意思を伝えたりすることが可能になる」と期待している。
北海道新聞 08/03/04 16:01
いや~。不謹慎ですが着々と『サイコミュ・システム』が開発されていますね~。
あとは、ニュータイプの出現を待つだけ?というガンオタの戯言は置いといて、
体の不自由な人も思っただけで、スイッチのオンオフや、
車イスを動かしたりという事が出来る様になると素晴らしいですね。
あとは、ニュータイプの出現を待つだけ?というガンオタの戯言は置いといて、
体の不自由な人も思っただけで、スイッチのオンオフや、
車イスを動かしたりという事が出来る様になると素晴らしいですね。
普通の人が、この装置を使うと怠け者みたい・・・。