deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

水面に絵・文字くっきり の事。

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円形の水槽やプールの水面に、波でハートマークや簡単な似顔絵を描くおしゃれな演出はいかが-。

三井造船昭島研究所(東京都昭島市)は、大阪大学の内藤林教授と共同で、
「水面に波で絵や文字を描く」技術を開発した。
親会社の三井造船と連携し、音響や照明、噴水などと組み合わせたアミューズメント向け装置として、
テーマパークやホテルなどに売り込んでいく。

この技術は、直径1・6、水深0・3メートルと子供用ビニールプールほどの大きさの
円形水槽の周りに造波装置50個を取り付け、各装置の波を起こす部分の上下運動を制御することで、
絵や文字の形を水面に浮かび上がらせるもの。
上下運動の制御は「ベッセル関数」と呼ぶ計算式を使って計算。
お椀(わん)を伏せたような円筒状の波(円筒波)を複数同時につくり、
それが連なって全体で1つの絵や文字に見えるようにした。

開発した同研究所第4プロジェクト室の奥山悦郎さんは、
「直径10、高さ4センチほどの円筒波を『点』として連ねることで『線』になり、
すべてのアルファベット、そして簡単な漢字も鮮明に描ける」と話す。

同社では以前にも数学的手法を使って波で文字をつくる技術を開発したが、
「K」など直線の多い文字は鮮明には描けなかった。
造波装置を制御するパソコンへの入力時間も、1文字を作製するのに15分ほどかかった。

新技術は、造波装置を制御するための計算方法などを改善。
直線の多い文字も鮮明に描けるようにしたほか、入力時間も15~30秒と大幅に短縮できた。
絵や文字が水面に浮かび上がるのは一瞬だが、
3秒おきにさまざまな絵や文字を連続的に浮かび上がらせることができる。

これにより
「パソコンのマウスで子供たちに簡単な絵を描いてもらい、
  そのデータから即時に造波装置の動きを決め、水面上でその通りに描くことも可能」(奥山さん)
になった。

≪コストの壁クリア≫
「従来の技術で、愛知万博東京ディズニーシーに採用を打診したこともあったが、
  結局、価格や設置場所などで折り合わなかった」。
同研究所の高品純志社長はこう明かす。

その経験から
「造波装置はもともと船舶の推進性能試験などに使うプロ向け。
  アミューズメント向けならそれほど高度な装置でなくてもいい」(高品社長)との考えにたどり着く
文字の鮮明度も格段に向上したことから、
「造波装置を半分の25台にしてもアミューズメント向けには十分」と、コストの壁もクリアした。
システム全体の価格は明らかにしていないが、
「例えば従来手法が2000万円なら、新方式は3、4割程度安価にできる」(同)という。
                              (フジサンケイ ビジネスアイ) - 7月24日9時26分更新

いや~。こんな装置が世の中にあることすら知りませんでした。。
画像を見る限り鮮明ですし楽しそう! 
USJは、TDLより早くこの技術でアトラクを開発しましょう!!