deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

『風邪ひくと体の節々が痛むのは何故?』の事

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<Q> 
風邪にかかると体の節々が痛くなりますが、体の中で何が起きているのでしょうか。
(愛知県半田市・10代女子大生)

<A> 
名古屋大学大学院医学系研究科の木村宏准教授(ウイルス学)に尋ねました。

体内では、ウイルスや細菌と体を守る免疫機能との間で限りない闘いが繰り広げられています。
インフルエンザをはじめ風邪のウイルスが鼻、のど、気管支などで増殖していくと、
体は免疫機能を働かせてウイルスを撃退しようとします。

この過程で、白血球などウイルスと闘う免疫細胞から、
タンパク質の一種「サイトカイン」が分泌されます。
細胞間に情報を伝える物質で、このサイトカインが脳に働いて熱を出させるのです。
発熱によって免疫細胞は活性化しますが、逆にウイルスは高い温度が苦手なのです。

サイトカインは脳だけでなく血液によって運ばれ全身を巡ります。
関節を包む関節包の細胞にも作用して関節の痛みを起こさせます。

発熱、頭痛、だるさ、関節痛、はれなどの症状はウイルスとの闘いの“証し”ともいえます。
ウイルスの撃退に成功すれば免疫細胞はサイトカインを出す必要がなくなり、症状が治まるのです。

               2010年10月18日 中日新聞

いや~。この前、大風邪ひいた時、身体の節々が痛くて痛くて・・・。
風邪ひいたら、身体が痛くなる理由が分かりました~。





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