deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

『高知市、屋上緑化に失敗』の事。

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高知市文化プラザかるぽーとに設けられた屋上緑化施設が、
8年前の建設直後から草花が生えず、<荒れ地>の状態が続いていることが分かった。

建設時は屋上緑化がブームになり始めた頃で、市が完成直前に追加工事したが、
水はけが悪いなど建物が屋上緑化に対応しておらず、すぐに枯れてしまったという。
施工した造園業者が再生を図ったものの失敗し、雨風で流れ出た土が排水管に詰まる恐れがあり、
市は年度内に土を撤去する方針。

屋上(約1400平方メートル)は9階部分にあたり、うち約400平方メートルに、
高さ10センチ程度のれんがで囲まれた花壇(幅約3メートル、長さ約25メートル)が
5列設けられている。10、11階の公民館から見渡せ、
一部に枯れた植物やコケが広がり、土が風で飛び散っているところも目立つ。
3か所の排水管には、土などが流れ込んだ跡が残る。

 かるぽーとは2002年3月に開館。市教委生涯学習課によると、屋上緑化は建設後に追加整備されることになり、下請けの市内の造園業者が施工した。予算は、地下駐車場の標識の設置などと合わせて計2764万円。屋上緑化そのものに使われた金額は、はっきり分からないという。

施工した造園業者の担当者によると、
市の計画に沿って、1年を通して植物が茂るよう20種類以上の草花の種を植え、
水やりなどをしてきた。しかし、排水溝に向かう床の傾きが緩いために水はけが悪いうえ、
建物の構造上、土をたくさん載せることができなかった。
そのため植物の生育には適しておらず、直射日光で高温になるなどして、ほとんどが発芽しなかった。

その後も業者は、クローバーや牧草類など強い植物の種をまき直したり、
発芽用マットを替えたりして工夫してきたが、一部育ったことがあっただけで、
うまくいかなかった。業者の担当者は「面積が広いため、後の管理や維持が難しかった」と話した。

市などは、緑化の可能性はないと判断。年度内に土と枯れた植物を撤去することにした。
財政難のため新たな予算を組むのは厳しく、
市職員や業者が〈人海戦術〉で土を運び出す予定。
市は、国の事業などで太陽光発電を設置したい考え。
同課の秋沢大助課長は
「景観を損なっているので早急に対処したい。お金をかけない方法を模索している」と話している。

屋上緑化については、かるぽーとのパンフレットなどでも触れられていないといい、
視察した市議は
「議会で深く審議された形跡はなく、市民には周知されてこなかった。
何のために作ったのか、無計画過ぎる」と憤っている。

(2010年10月29日15時39分 読売新聞)

う~ん。日本にこんな屋上、マダマダあるんじゃね?




『自転車駐輪場の屋根緑化』の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/61531608.html


焼酎かすと再生ペットボトルで屋上緑化の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/41200352.html

壁面緑化にスナゴケパネルの事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/58803859.html


壁面緑化の事。多分 弐
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/42879752.html