青々と茂った葉と絡み合う紫色のツルが、
400平方メートルほどある屋上の半分を覆う。
ここは都心のサツマイモ畑。といっても、丸々と肥え、
収穫を待つばかりのサツマイモが眠るのはプランターの中だ。
NTT都市開発は、港区にある自社所有の「アーバンネット三田ビル」で、
2年前からサツマイモによる屋上緑化に取り組む。
「都内に多くのビルを持つ私たちにできるヒートアイランド対策です」
と同社経営企画部環境担当課長の高橋達哉さん。
プランターのそばには養分を溶かした箱を置く。
そこから伸びるツルと葉が5メートル四方に広がり、
隣の箱からの葉と重なって日光を受ける。
5月に植えれば、夏には緑のじゅうたんができる。
大きな葉が持つ「蒸散作用」も効果的だ。
サツマイモの葉は、1平方メートルあたり1日6リットルの水分を発散し、
周囲の温度を下げる「自然のクーラー」の役割を果たす。
夏の日中、屋上でむき出しになったコンクリートの表面温度を測ると55度まで上昇していたが、
サツマイモの葉に覆われた部分は28度だった。
高橋さんは
「熱帯夜を招く建物からの夜間放熱を防ぎ、
ビル内の室温上昇を抑えて冷房用の電気代も節約できる」と話す。
秋の収穫後に撤去するから、暖房が必要な冬場に太陽の熱を遮ることもない。
同社は、名古屋市と広島市の自社ビルでも同じ手法で緑化を実施。
「屋上が安全なら、子供たちと芋掘りもできる。サツマイモの屋上緑化には夢があるんです」
と高橋さん。
東京では、今月末に200キロ・グラムの収穫を見込んでおり、
まずはビルに入る企業の社員と秋の味覚を楽しむつもりだ。
2008年10月6日 読売新聞
400平方メートルほどある屋上の半分を覆う。
ここは都心のサツマイモ畑。といっても、丸々と肥え、
収穫を待つばかりのサツマイモが眠るのはプランターの中だ。
NTT都市開発は、港区にある自社所有の「アーバンネット三田ビル」で、
2年前からサツマイモによる屋上緑化に取り組む。
「都内に多くのビルを持つ私たちにできるヒートアイランド対策です」
と同社経営企画部環境担当課長の高橋達哉さん。
プランターのそばには養分を溶かした箱を置く。
そこから伸びるツルと葉が5メートル四方に広がり、
隣の箱からの葉と重なって日光を受ける。
5月に植えれば、夏には緑のじゅうたんができる。
大きな葉が持つ「蒸散作用」も効果的だ。
サツマイモの葉は、1平方メートルあたり1日6リットルの水分を発散し、
周囲の温度を下げる「自然のクーラー」の役割を果たす。
夏の日中、屋上でむき出しになったコンクリートの表面温度を測ると55度まで上昇していたが、
サツマイモの葉に覆われた部分は28度だった。
高橋さんは
「熱帯夜を招く建物からの夜間放熱を防ぎ、
ビル内の室温上昇を抑えて冷房用の電気代も節約できる」と話す。
秋の収穫後に撤去するから、暖房が必要な冬場に太陽の熱を遮ることもない。
同社は、名古屋市と広島市の自社ビルでも同じ手法で緑化を実施。
「屋上が安全なら、子供たちと芋掘りもできる。サツマイモの屋上緑化には夢があるんです」
と高橋さん。
東京では、今月末に200キロ・グラムの収穫を見込んでおり、
まずはビルに入る企業の社員と秋の味覚を楽しむつもりだ。
2008年10月6日 読売新聞
あと、ヒートアイランド現象を抑える技術として『ドライミスト』も更に普及してほしいですね。
当ブログ書庫【ドライミスト】はコチラ。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/folder/1495950.html
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