deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

琵琶湖の「悪者」をバイオ燃料にの事。

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驚くばかりの繁殖力で夏には琵琶湖の湖面を覆い、
航行の障害や悪臭の原因となるウオーターレタスから、
バイオエタノールをつくる技術を
滋賀県東北部工業技術センターや京都大学などの研究グループが編み出した。
これまで駆除に手間ばかりかかっていた「厄介者」が、
ガソリンの代替燃料として実用化される日は近い。

正式名ボタンウキクサ
繁殖力がきわめて強い外来種で、毎年夏から秋にかけて琵琶湖南部の入り江を埋め尽くす。
生態系への影響も懸念されているため、
県は07年度、約7千万円を費やし、ほかの水草と合わせて約2800トンを除去した。

「エネルギーに転用できないか」と考えたのは、同工業技術センターの松本正主任専門員。
07年度から研究に取りかかり、
翌年度からは京大産官学研究センターの牧野圭祐特任教授と
京大エネルギー理工学研究所の渡辺誠助教らも加わった。

成功の決め手は渡辺助教が開発した酵母だった。
水草にはトウモロコシなどの穀物にはない糖類が含まれ、エタノールへの変換を邪魔していた。
この糖類を発酵させる酵母を遺伝子操作でつくり出し、
高濃度のエタノールが精製できるようになった。

商業ベースにのせるため、3年後をめどに琵琶湖岸に実証プラントを建設する予定だ。

牧野特任教授は
「琵琶湖の水草を貴重な資源として利用することでエネルギーを地産地消するモデルを作りたい」
と話す。

asahi.com 2009年4月4日9時3分

いや~。↓以前の記事よりも、少し発展しましたね。
琵琶湖の水草から「バイオ燃料エタノール生成に成功の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/57129518.html

2800トンの水草から、7000万円分のエネルギーが取れるとベリーグッドなんですけどね。