長崎市は、学校給食から出た使用済み食用油から作ったバイオディーゼル燃料(BDF)を ごみ収集車に使う試みを十八日から始めた。 来年度から導入を検討中。約四十日間試行し、 環境に優しいとされるBDFの費用対効果などを検証する。 BDFは廃食用油にメタノールを混ぜて精製。 地球温暖化の原因となる化石燃料の代替エネルギーとして注目を集めている。 市によると、軽油に比べ大気汚染の原因となる硫黄酸化物をほとんど排出せず、 黒煙排出量は三分の一になる。排出ガスの臭気も軽油のように刺激臭ではないという。 廃食用油は、市が委託した佐賀県鳥栖市の業者が四月から月に一回、 市内八小学校(児童数計約三千人)から計四百リットル回収。 五十五台あるごみ収集車のうち一台を試験車とし、 七月下旬まで燃費や馬力、部品の劣化などを検証する。 BDFは、回収・精製工場までの輸送コストなどがかかり、 単価は軽油の約一・五倍と割高という課題もある。 小島昭徳市リサイクル推進室長は 「環境には優しいが、費用面などで市民の理解が必要。BDF車の試行で環境意識が高まり、 廃食用油の再資源化に取り組む事業者が増えればコストが下がる」と期待を込める。 県内では、南島原市が学校給食の配送車など公用車二台でBDFを使用、 ごみ収集車への活用を検討している。民間では長崎総合科学大も送迎バス一台に使用している。 画像:「使用済みてんぷら油で走行中」のステッカーを付けたBDF使用のごみ収集車 長崎新聞 07/06/19
いや~。この調子では普及はマダマダのようなぁ~。
全国の小学校の廃油を使うとかさぁ~。無理?
全国の小学校の廃油を使うとかさぁ~。無理?