ヒマワリ油の廃油からつくったバイオディーゼル燃料(BDF)の実用化を目指す苫小牧工業高は、 十二月から筑波大のベンチャー企業と提携し、 道内などの寒冷地でも使用できるBDFの実験に着手する。 氷点下五度で固まるBDFに、植物性の添加剤を加えることで、 同二○度以下でも使用できるように実験を重ね、除雪機などに応用したい考えだ。 同校は環境化学科の授業の一環としてBDFを製造している。 植物性油の廃油にメタノールなどを加えて精製するBDFは、環境に優しい代替燃料とされるが、 氷点下五度以下では固まって流動性がなくなるため、冬期間の利用に難があった。 そこで同校の新山雄士教諭が、 植物性の添加剤を開発して低温でのBDF利用を進める松村正利・筑波大学大学院教授が設立した ベンチャー企業・サンケァフューエルスに共同実験を提案。 松村教授も「冬場の気温が低く、適度な湿度がある苫小牧での実験は意義がある」と賛同した。 今後、除雪機などを使って、同校のBDFに添加剤を加え、低温下での稼働実験などを行う。 将来は氷点下三○度にも耐えられるBDFの商品化を目指す。 新山教諭は「除雪機や自治体のバスなどに利用できれば」と話している。 <写真:苫小牧工業高の生徒たちが作った、BDFで走るカートに乗る松村教授> 2006/11/25 北海道新聞
いや~。BDFの弱点解消に是非ともかんばって頂きたいです。
BDF燃料に関しても機運が高まりつつありますね。
BDF燃料に関しても機運が高まりつつありますね。