東武鉄道と新東京タワーは24日、 東京都墨田区に2011年に完成予定の「第2東京タワー」のデザインを発表した。 高さ610メートルで世界一高い電波塔になる。 350メートルと450メートルに展望施設を設ける。 地上部は安定感と耐震性を高めるため三角錐(すい)だが、 上になるにしたがって徐々に丸みを持たせ、300メートル以上では円錐になっている。 監修は建築家の安藤忠雄さんと彫刻家で元東京芸大学長の澄川喜一さん。 日本刀などの「そり」や、 寺社の柱にみられるふくらみを表す「むくり」といった日本の美を意識したという。 澄川さんは「見る角度によって『そり』と『むくり』が見えるデザインにした」と話した。 2006年11月24日(金)20:24 朝日新聞