「使い捨て」ではなく、繰り返し使えるロケットの開発を、 宇宙航空研究開発機構のグループが進めている。 再利用型は資源やコストの面で合理的とされながら、 現状では使い捨て型との中間タイプである米国のスペースシャトルが唯一の例。 同グループは世界初の完全再利用型として予備設計をすでに終え、11年に試験飛行を目指す。 取り組んでいるのは、宇宙機構の稲谷芳文教授ら。ロケットは全長9メートル、直径約3メートル。 4基の液体水素エンジンを積む。無人で、観測機器など100キロの荷物を積める。 補助ロケットの助けは不要で、100回近い離着陸に耐えられる。 発射から2分半で高度100キロまで上昇した後、スペースシャトルのように滑空しながら降下。 全地球測位システム(GPS)などを使って、打ち上げ地点に自動的に戻る。 着陸時は機体を垂直に戻し、4本の脚で接地する。 現在のロケットは「使い捨て」が一般的。 スペースシャトルも、外部燃料タンクは使い捨てのうえ、 切り離した補助ロケットを海上から回収する手間もかかる。 稲谷さんらは既に、全長3.5メートルの実験機で計8回の離着陸を成功させた。 1基のエンジンが故障しても、残りがカバーして墜落しないなど、 飛行機の安全思想も採り入れている。 開発経費は100億円未満に抑えられる見込み。 再利用することで、1回の運用費は1500万円に抑えるのが目標だ。 高層大気の観測や、弾道飛行中の無重力を生かした研究などの機会を増やせるという。 もっと高い高度まで往復するには、耐熱の工夫などが必要になるが、 将来は有人シャトルの開発にもつながりそうだ。 稲谷さんは 「ロケットの安全性を高め、コストが下がれば、宇宙利用の新しい需要につながる」と話している。 画像は、完全再利用ロケットの想像図。4本の脚で着陸する=稲谷教授提供 2007年06月02日11時29分 asahi.com
いや~。日本の今のロケット技術で本当に開発できるんですかね~?
でも、こういうロケット開発を地道にしないと、日本は中国にもインドにも
ロケット開発競争で負けていますからね。。技術大国ニッポンも昔の事になってしまいますね~。
でも、こういうロケット開発を地道にしないと、日本は中国にもインドにも
ロケット開発競争で負けていますからね。。技術大国ニッポンも昔の事になってしまいますね~。