米空軍は17日、
これまでNASAが中心となって研究開発を行ってきたX-37軌道実験宇宙船の実験を引き継いで、
X-37Bとして軍専用のシャトルを開発することを決定した。
X-37はNASAが研究開発を進めてきた小型のスペースシャトル。
無人の状態で着陸まで行うことも可能だが、宇宙ステーションへの乗員輸送用など有人でも利用可能。
全長は8.3メートルで小型飛行機位の大きさ。重さは約3.2トン。
小型軽量のためアトラスやデルタロケットに搭載して打ち上げが可能で
再突入後はスペースシャトルと同じように翼の浮力を利用して滑空して飛行場に着陸する。
米空軍では2008年をメドにケープ・カナベラルの空軍施設から
アトラスV型ロケットを利用して打ち上げ、再突入や帰還時の滑空性能、
飛行場への誘導、着陸などの一連の機能をテストしたいとしている。
実験が成功した場合には科学実験用途ではなく軍事用途に利用される見通しだ。
X-37は今年の9月に、航空機から投下されることで滑空、着陸テストが行われたが、
その際には着陸時に機体前部の車輪に加重がかかり過ぎて転倒。
着陸テストは失敗に終わっていた。
画像上はX-37の帰還時の想像図。
画像下は2003年7月に撮られたカリフォルニア州のボーイング社の実験施設で点検中の実機の写真。
【テクノバーン】(2006/11/21 02:00)
おいおい~。軍事用の
シャトルじゃなくて、
民間用の新型
シャトルの開発の方を進めてよ~。