日本の沿岸に大量に押し寄せ深刻な漁業被害をもたらすエチゼンクラゲに、 抗菌や保湿の効果を持つ糖タンパク質「ムチン」が大量に含まれていることを、 理化学研究所と化学分析メーカーの信和化工が発見、米専門誌の電子版で1日発表した。 抽出や化学構造の解明にも成功し「クニウムチン」と命名。 廃棄するしかなかったエチゼンクラゲを原料とするため安く大量生産でき、 化粧品や医薬品の材料として使える可能性があるという。 理研の丑田公規研究ユニットリーダーによると、ムチンは糖タンパク質の一種の総称で、 動物の胃液や、ヤマイモやオクラなどの植物にみられる粘りの主成分。 抗菌作用や保湿効果が知られるが、合成するのが難しかった。 2007/06/01 18:10 北海道新聞
いや~。エチゼンクラゲにも価値が出れば、漁師さんも助かるもね~。