世界的ロケットメーカーとなるロシアのエネルギア社は18日、 これまで40年間に渡って使われてきたソユーズ型宇宙船に代わる次世代宇宙船を 「ソユーズK」と命名し、開発が最終段階に入ったことを発表した。 ソユーズKはこれまで「クリッパー(Kliper)」という名称で開発を進めてきたもので、 スペースシャトルを小型化したような(再突入後は滑空して着陸可能な) リフティングボディーの形状をしたもの。 パイロット2名+乗客4名の計6名の乗員を乗せて地上から通常型ロケットで打ち上げられた後、 単体の機能だけで月までの往復することができ、 先に米航空宇宙局(NASA)が発表した月旅行用の新宇宙船「オリオン」を上回る性能を持つものとなる。 アメリカのスペースシャトルがコロンビア事故のために十分に運用できない状況が続いているなか、 ロシアのソユーズ宇宙船は国際宇宙ステーション(ISS)の人員・資材の運搬用の唯一の宇宙船として ほぼフル稼働の状況が続いている。 このような状況を踏まえて、新型宇宙船「ソユーズK」は ロシアがこれまでロケットの打ち上げに使ってきたロシア国内にあるバイコノール宇宙基地の他、 ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の技術協力の元で フランス領ギニアにあるESAのクールー宇宙基地を利用して発射することができるように 改良が加えられている。 ロシアはこの新型宇宙船「ソユーズK」を国際的な宇宙開発用の人員・資材の運搬手段として 利用するだけでなく、民間人を乗せた月への往復観光旅行用としても用いる意向だ。 月往復旅行の場合の旅費は1人あたり約1億ドル(約117億円)の見通しだ。 新型宇宙船「ソユーズK」は、無人によるテスト飛行が2011年から2012年に、 その後、最初の有人飛行を2013年に予定している。 画像上が2005年に開催されたモスクワの国際航空ショーで公開された新型宇宙船「ソユーズK」の 実物大完成モデル。後部の円筒形の部分がいわゆる「機械船」で 推進用ロケットエンジンやドッキングポート、飛行用センサー(上に出たパトライトのような部分)、 燃料タンクなどがついている。 【テクノバーン】(2006/10/20 12:56)
いや~。出合の生きている間に月旅行に行けそうですね~。
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