環境省は来年度、ヒートアイランド現象対策の一環として、
都心有数の緑地を持つ皇居から東京駅周辺までの間に“涼風の通り道”を整備し、
一帯のオフィス街を冷やすモデル事業「クールタウン」に乗り出す。
皇居の冷気が、灼熱(しゃくねつ)のビル街をどこまで冷やせるか、注目される。
ヒートアイランド現象は、都市部の気温が周辺に比べ高くなる現象。
同省の依頼を受けた首都大学東京の研究チームが8月の1か月間、
皇居内6か所で気温を測定したところ、
1日の平均気温は近隣のオフィス街(東京・虎ノ門)に比べ約2度低かった。
最低気温が25度以上ある熱帯夜も、周辺(21日)の半分以下。
しかし、こうした皇居内の冷気は、周辺のビル街から立ち上る熱気に阻まれ、上空へ散逸している。
モデル事業は同省と国土交通省、東京都が共同実施する。
具体的には皇居から東京駅方向に向かう数本の幹線道路を“涼風の通り道”と位置づけ、
通り道に面したビルの屋上や壁面の緑化、屋上散水などのほか、
道路散水、街路樹などによる緑化を進める。協力企業を募り、経費の半額を国が補助する。
環境省では
「皇居という大規模緑地を最大限に利用し、風の通り道なども計算することで、その涼しさをオフィス街 全体に行き渡らせたい」と話している。
(2006年10月12日14時47分 読売新聞)
いや~。この計画は、
宇宙船地球号でも放送されていましたよね~。
ミニチュアの皇居周辺を作って風の通り道を研究したりしていましたね~。
大阪でも
大阪城公園の周りの道を整備して風の通り道にして欲しいですね~。