乾燥に強く、土なしでも育つ植物のスナゴケで建物の屋根や壁面を緑化しようと、
村瀬治比古大阪府立大教授(生物環境工学)が従来の4分の1の期間で育成する技術を開発した。
手入れが必要な芝や樹木では難しかった壁面や傾斜のある屋根でも緑化が可能。
村瀬教授は「なかなか進まない建物の緑化の一助になれば」と期待している。
冬でも枯れないスナゴケを建物の緑化に利用する製品はこれまでもあったが、
成長が遅く壁面や屋根を十分に覆う広さまで育てるのに2、3年かかるのが難点だった。
そこで村瀬教授はスナゴケを窒素やリンなどを含む特殊な養液に入れて育てた後、
温度や光の量を管理した室内に置いて育成期間を半年に縮めた。
滋賀県長浜市の企業などと50センチ四方の合成樹脂製の網に
びっしりとスナゴケを植え付けた製品を試作。
パネル状なので、軽量で壁面への取り付けも簡単という。
目下の課題は量産の基になる種ゴケを探すこと。村瀬教授らは今年中の製品販売を目指す。
建物の緑化は、
都市部の気温が周辺より上昇するヒートアイランド現象や地球温暖化の対策に有効とされる。
しかし国土交通省によると、2007年の施工面積で比べると、
壁面緑化は屋上の約2割にとどまっている。
【写真説明】壁面緑化にスナゴケパネル
徳島新聞 2009/3/15 16:51
村瀬治比古大阪府立大教授(生物環境工学)が従来の4分の1の期間で育成する技術を開発した。
手入れが必要な芝や樹木では難しかった壁面や傾斜のある屋根でも緑化が可能。
村瀬教授は「なかなか進まない建物の緑化の一助になれば」と期待している。
冬でも枯れないスナゴケを建物の緑化に利用する製品はこれまでもあったが、
成長が遅く壁面や屋根を十分に覆う広さまで育てるのに2、3年かかるのが難点だった。
そこで村瀬教授はスナゴケを窒素やリンなどを含む特殊な養液に入れて育てた後、
温度や光の量を管理した室内に置いて育成期間を半年に縮めた。
滋賀県長浜市の企業などと50センチ四方の合成樹脂製の網に
びっしりとスナゴケを植え付けた製品を試作。
パネル状なので、軽量で壁面への取り付けも簡単という。
目下の課題は量産の基になる種ゴケを探すこと。村瀬教授らは今年中の製品販売を目指す。
建物の緑化は、
都市部の気温が周辺より上昇するヒートアイランド現象や地球温暖化の対策に有効とされる。
しかし国土交通省によると、2007年の施工面積で比べると、
壁面緑化は屋上の約2割にとどまっている。
【写真説明】壁面緑化にスナゴケパネル
徳島新聞 2009/3/15 16:51
壁面緑化については下記の記事もご覧下さい。
あと、ヒートアイランド現象を抑える技術として『ドライミスト』も更に普及してほしいですね。
当ブログ書庫【ドライミスト】はコチラ。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/folder/1495950.html
当ブログ書庫【ドライミスト】はコチラ。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/folder/1495950.html