記録的な猛暑となった今年、都営新宿線の駅ホームなどで霧を使った冷却試験が行われている。 べとつくことなく、気温が下がるという。その効果のほどは?(アサヒ・コム編集部) 都営新宿線東大島駅。 ホームの屋根に設置された40個のノズルから「ドライミスト」と呼ばれる霧が噴霧される。 気温が27度以上、湿度85%以下で作動する。相模鉄道二俣川駅でも8月の中旬まで実施された。 駅構内で、この霧につつまれると涼しい風に触れる感覚で気持ちがいい。 見た目にも朝もやの森の中を歩いているようだ。 霧の粒の大きさはわずか0・016ミリ。 粒が微小であるため、建物の壁や床、人に触れた瞬間に蒸発。水滴にならず、べとつかない。 化粧も落ちない。蒸発する際に熱を奪うため、気温が3度ほど下がるという。 東大島駅の場合、ひと月あたりの費用を昨年の気象庁のデータから試算すると、 電気代は約4000円、水道代は43000円ほどになる。 実験で課題も見えてきた。 風の吹く方向によっては、霧がうまく拡散されずノズル周辺にまとわりつき水滴になる。 都交通局によると「装置に付着した汚れと一緒に水滴が乗客の服に落ちる可能性がある」 と導入には慎重だ。 温暖化対策としては有効なのか。 03年から本格的な実験を重ねてきた東京理科大の建築学科・辻本誠教授は 「熱効率はエアコンに比べて20倍」と話す。 普及が進めば、都心のヒートアイランドにも効果があるとみる。 同教授は東京都23区内の家庭や工場などから排出される熱を霧で吸収する場合を試算した。 23区内の全世帯のうち7・6%が装置を取り付け、 1日8時間ほど噴霧すると戸建てと集合住宅からの排熱すべてを吸収するという。 また、17・1%の普及率で工場や火力発電所の排熱まで吸収できるとみている。 画像上:噴霧された都営新宿線の東大島駅のホーム。 気温が3度ほど下がり、乗客からも好評という 画像中:これがべとつかない霧を生み出すノズル。直径0.016ミリの水の粒が噴出される 画像下:温度や湿度を調べる計測装置。気温が27度以上、湿度が85%以下で自動噴霧される asahi.com 2007年09月07日
いや~。ドライミストも実用化に向け展開されていますね~。
ヒートアイランド現象を緩和できれば素晴らしいですね。
ドライミスト噴霧機を大量生産すれば、コストパフォーマンスも、もっとよくなりますよね~。
来年の夏は、もっと色々な場所でドライミストが活躍すればと思います。
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ドライミスト噴霧機を大量生産すれば、コストパフォーマンスも、もっとよくなりますよね~。
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年々、ドライミストも広まっていますね~。