【ワシントン共同】「08年、宇宙の旅」--。ミネタ米運輸長官はこのほど、 試験飛行で安全性が確認されれば、民間宇宙旅行を08年までに事業認可する方針を表明、 今後2年以内の商業宇宙旅行の実現に強い意欲を見せた。 米政府は昨年末、乗務員の資格や訓練、乗客の安全など宇宙旅行に関する詳細な規定を策定、 今年6月に施行する予定。 旅客用宇宙船の開発も進んでおり、 昨年6~10月には米航空宇宙開発会社が開発・製造した小型宇宙船「スペースシップ1」が 大気圏と宇宙空間の境とされる高度100キロ以上の飛行に成功。 この技術を基に英ヴァージン・グループが旅行を企画、 富豪や著名人らが申し込むなど、宇宙旅行の機運が高まっている。 ヴァージン社の宇宙旅行の料金は1回約2時間の飛行で 1人当たり20万ドル(約2300万円)を見込んでいる。 毎日新聞 2006年2月13日 東京夕刊