deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

錠剤のように飲み込む「超小型カメラ」の事。

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薬のようなプラスティックカプセルを飲み込むだけで、
消化器官の中をクリアに撮影、患部の様子をリアルタイムでモニターに映し出す。

こんな「カプセル型内視鏡」が試作され、実用化に向けて臨床試験が進行中である。

体外からの位置操作も一部でき、
将来的にはカプセルに薬やレーザーなどを内蔵させ、
治療や手術をすることも視野に入れている。

外見は薬のカプセルにしか見えない。
直径は九ミリと一般の内視鏡に使われている太さだが、長さわずか二十三ミリ。
この小さなカプセルが、医療関係者から注目を集めている新兵器。

カプセル型内視鏡「NORIKA3」。
医療用テレビカメラや放送業務用の機器メーカー「アールエフ」(長野市)が開発した。

消化器官の中をライトで照らす小さなカプセル。
あたかも人が乗って操縦しているかのように回転しながら進む映像はまさにSF映画のよう。

使用方法は、薬のように飲み込むだけ。
あとは、カプセルに内蔵した超小型カメラが移動しながら消化器内の様子をとらえる。
家庭用ビデオカメラの撮像装置であるCCDという素子(四十一万画素)で、
一秒間に三十枚の映像を無線で外部モニターに送信する。
内蔵したコイルによってピント調整も可能だ。
使い捨てで、7~10時間後には体外へ排出される。

消化器官の蠕動(ぜんどう)運動に頼るだけでは必要な患部の撮影ができない。
そこで、カプセルを回転させてある程度動きをコントロールできるようにもなっている。

診察を受ける患者は、コイルの縫い込まれたベスト型の服を着込む。
カプセル内には三つの姿勢制御用のコイルが組み込まれており、
体外から電波で送られた電力がカプセル内コイルに流れると磁力が発生する。
カプセルとベストのコイル全体がモーターのような構造になり、
この磁力でカプセルの回転が始まる。

位置情報も正確で、カプセルの位置は五ミリ以内、
傾きは十五度以内というわずかな誤差でモニターできる。

がん治療に当たっては早期発見が重要視される。
医師からも「とりあえず患部を見てみたい」との強い要望が寄せられている。
 
NORIKA3は、これまで内視鏡が届かなかった小腸をリアルタイムで見ることができ、
がんの早期発見に大きな期待がかかる。

また、カプセル内部の約40%はフリースペースで、
将来的なバージョンアップの余地を残している。

ここに治療用の薬液を収めて空気圧によって薬を吹きつけたり、
レーザー光線による治療や、超小型メスでの生体検査用のサンプル採取、手術など、
幅広い機能を持たせることもできる。

現時点では一個一万四千円だが、実用段階では一個五千円を切ることになるという

http://www.rfnorika.com/index.html

いや~、早く実用化して頂きたいですね。
映像は、【ミクロの決死圏】か【インナースペース】ですね。

カメラという役割だけでなく、
後のバージョンアップの方に個人的には大変興味がそそられます。

お医者さんが、患者の体内に入って手術をする感覚でしょうかね?
人間の肉体にナノマシンを組み入れるという考え方が段々と具現化していっているような…

P・S
絶対に、【ゴッドハンド輝】とか【ドクターK】のネタになりそうな機械と先に予言しておきます!